【2024年版】検索エンジンシェア率TOP10を一覧化！｜日本と世界のおすすめを紹介。

検索エンジンとは、インターネット上に存在する膨大な情報から、ユーザーの検索キーワードに関連する情報を検索・提示するシステムのことを指します。

ユーザーが検索エンジンにキーワードを入力すると、検索エンジンは独自のアルゴリズムに基づいて、最も関連性の高い情報を検索結果として表示します。検索エンジンは私たちがインターネットで情報収集を行う上で不可欠なツールとなっており、数多くの検索エンジンが開発・運用されています。検索エンジンというと、GoogleやYahoo!が有名ですがその他にも優秀な検索エンジンはたくさんあります。

この記事では、検索エンジンの仕組みやおすすめランキング、変更方法、上位表示の秘訣まで、検索エンジンに関する様々な情報を網羅的に解説します。

世界の検索エンジンシェア率ランキングトップ10

世界の検索エンジンシェア率ランキングトップ10

1位｜Google（グーグル）

世界で最も利用されている検索エンジンです。シンプルで使いやすいインターフェースと、高度なアルゴリズムによる精度の高い検索結果が特徴です。Google マップ、Google 翻訳、Gmail など、様々なサービスと連携している点も強みです。

近年はAI技術を活用した機能も強化されており、独自の生成AIモデルである「Bard」を開発し、検索結果への統合を進めています。対話形式での情報検索や、クリエイティブなコンテンツ生成などが可能になる予定です。

名称	概要	運営会社	ローンチ日	特徴
Google	世界最大の検索エンジン。 高度なアルゴリズムと豊富な情報量で、様々な検索ニーズに対応。	Google LLC	1998年9月4日	広告収入を主な収益源とする。GmailやYouTubeなど、多様なサービスと連携。

2位｜bing（ビーイング）

Microsoftが提供する検索エンジンです。検索結果に加えて、ニュース、画像、動画などの情報をまとめて表示する機能が特徴です。OpenAIの技術を活用したチャットボット「ChatGPT」を検索エンジンに統合し、対話形式での情報検索やコンテンツ生成などを実現しています。

Microsoft Edgeブラウザとの連携も強化されており、Windowsユーザーにとっては利便性が高い選択肢です。

名称	概要	運営会社	ローンチ日	特徴
Bing	Microsoftが提供する検索エンジン。 AI技術を活用した機能が充実。	Microsoft	2009年6月3日	画像検索や動画検索、翻訳機能などが充実。Microsoft製品との連携が強み。

3位｜Yahoo!（ヤフー！）

日本ではGoogleに次いで利用者が多い検索エンジンです。Yahoo! JAPAN独自のサービスとの連携が強みで、ニュース、天気予報、オークションなどの情報をまとめて確認できます。

検索結果はGoogleのものを利用しているため、検索精度も高いです。Googleの生成AI技術を活用した機能が、今後Yahoo! JAPANの検索エンジンにも導入される可能性があります。

名称	概要	運営会社	ローンチ日	特徴
Yahoo!	日本で人気の検索エンジン。 ニュースや天気、ショッピングなど、多様なサービスと連携。	Z Holdings	1996年4月1日	日本語検索に強く、国内の情報収集に便利。Yahoo! JAPAN IDで様々なサービスを利用可能。

4位｜YANDEX（ヤンデックス）

ロシアで圧倒的なシェアを誇る検索エンジンです。ロシア語の情報検索に強く、ロシア国内のニュースや地図情報なども充実しています。独自のブラウザやメールサービスも提供しており、ロシア国内ではGoogleに匹敵する存在感を持っています。Yandexは、独自の生成AIモデルを開発しており、検索結果への統合や、チャットボットとの連携などを進めています。

検索エンジン	概要	運営会社	ローンチ日	特徴
Yandex	ロシア最大の検索エンジン。 ロシア語圏での情報収集に強い。	Yandex	1997年9月23日	ロシア語圏のユーザーに特化したサービスを提供。独自のマップや交通情報サービスも展開。

5位｜Baidu（バイドゥ）

中国で最も利用されている検索エンジンです。中国語の情報検索に特化しており、中国国内のニュースやエンタメ情報などを豊富に提供しています。独自の地図サービスやAI技術も強みです。

中国市場に進出する企業にとっては、必須の検索エンジンと言えるでしょう。Baiduは、独自の生成AIモデルである「ERNIE Bot」を開発し、検索エンジンへの統合を進めています。中国語での自然な対話やコンテンツ生成が可能になると期待されています。

検索エンジン	概要	運営会社	ローンチ日	特徴
Baidu	中国最大の検索エンジン。 中国語の情報収集に特化。	Baidu, Inc.	2000年1月1日	中国国内の情報を豊富に網羅。検閲の影響を受ける場合がある。

6位｜DuckDuckGo（ダックダックゴー）

プライバシー保護に重点を置いた検索エンジンです。ユーザーの検索履歴や個人情報を収集せず、広告表示も最小限に抑えています。検索結果は他の検索エンジンと比較して独自の視点で表示されることもあり、新たな発見があるかもしれません。

DuckDuckGoは、OpenAIの技術を活用したチャットボットを検索エンジンに統合し、プライバシーを保護しながら対話形式での情報検索を可能にしています。

名称	概要	運営会社	ローンチ日	特徴
DuckDuckGo	プライバシー保護に特化した検索エンジン。 ユーザーの追跡を行わない。	DuckDuckGo	2008年9月25日	広告表示が少なく、シンプルなインターフェース。検索履歴や個人情報を収集しない。

7位｜Naver（ネーバー）

韓国で最も利用されている検索エンジンです。韓国語の情報検索に強く、韓国国内のニュースやブログ情報などを豊富に提供しています。独自の地図サービスやQ&Aサービスも人気です。韓国市場に進出する企業にとっては、重要な存在です。

Naverは、独自の生成AIモデルである「HyperCLOVA」を開発し、検索エンジンへの統合や、チャットボットとの連携などを進めています。

名称	概要	運営会社	ローンチ日	特徴
Naver	韓国最大の検索エンジン。 韓国語の情報収集に強い。	NAVER Corporation	1999年6月	韓国国内の情報を豊富に網羅。独自の地図サービスやブログサービスも展開。

8位｜CocCoc

CocCocはベトナム発の検索エンジンで、ベトナム国内でのシェア率は非常に高く、Googleに次ぐ第2位を誇ります。ベトナム語の検索に特化しており、ベトナム語の形態論や構文を考慮した検索アルゴリズムを採用しています。

そのため、ベトナム語の情報収集において高い精度と利便性を提供しています。また、ベトナム国内のニュースやエンタメ情報、地図情報なども充実しており、ベトナムのユーザーにとって欠かせない存在となっています。

名称	概要	運営会社	ローンチ日	特徴
CocCoc	ベトナム発の検索エンジン。ベトナム国内で2位のシェア率を誇る。	CocCoc Company Limited	2013年	ベトナム語の検索に特化。ベトナム国内の情報収集に強い。

9位｜360 Search（Haosou）

360 Search (Haosou) は、中国のセキュリティソフト大手Qihoo 360が提供する検索エンジンです。中国国内でのシェア率はBaiduに次いで第2位であり、特にセキュリティ機能に重点を置いています。

検索結果の安全性評価やフィッシング詐欺対策など、ユーザーの安全なインターネット利用をサポートする機能が充実しています。また、中国国内の情報にも強く、ニュースやエンタメ情報、ショッピング情報などを幅広くカバーしています。

名称	概要	運営会社	ローンチ日	特徴
360 Search	中国の検索エンジン。セキュリティソフトとの連携が強み。	Qihoo 360	2012年8月16日	セキュリティ機能を重視。中国国内の情報収集に強い。

10位｜Ecosia

Ecosiaは、ドイツ発の環境保護に貢献できる検索エンジンです。検索収益の80%以上を植林活動に寄付しており、検索を行うたびに木が植えられる仕組みが特徴です。

環境問題に関心の高いユーザーから支持されており、検索エンジンを利用しながら地球環境保護に貢献できる点が魅力です。検索機能自体はBingの検索エンジンを利用しており、検索結果の品質も高く、広告表示も控えめです。

名称	概要	運営会社	ローンチ日	特徴
Ecosia	ドイツ発の検索エンジン。検索収益を植林活動に活用。	Ecosia GmbH	2009年12月7日	環境保護に貢献できる。検索するたびに木が植えられる。

日本国内の検索エンジンランキングトップ5

日本国内の検索エンジンランキングトップ5は、以下の通りです。それぞれ

1位｜Google（グーグル）

第1位は、圧倒的なシェア率を誇るGoogleです。国内検索市場の70%以上を占めており、高度なアルゴリズムと豊富なインデックスにより、網羅的で精度の高い検索結果を提供します。

Gmail、Googleマップ、YouTubeなど、多様なサービスとの連携も強みです。また、最新のAI技術を積極的に導入しており、自然言語処理や画像認識などを活用した機能が充実しています。Android OSの標準搭載やChromeブラウザとの連携など、幅広いプラットフォームで利用されている点も特徴です。

名称	概要	運営会社	ローンチ日	特徴（日本国内）
Google	世界最大の検索エンジン。 高度なアルゴリズムと豊富な情報量で、様々な検索ニーズに対応。	Google LLC	1998年9月4日	日本語検索の精度も高く、圧倒的なシェアを誇る。Androidスマートフォンでの標準搭載や、Gmail、YouTubeなどGoogleサービスとの連携が強み。

2位｜Yahoo！（ヤフー！）

第2位は、Yahoo! JAPANです。国内2位のシェアを維持しており、特に40代以上のユーザーに根強い人気があります。日本語検索に強く、ニュースや天気、ショッピング、オークションなど、多様なコンテンツやサービスと連携している点が魅力です。

Googleの検索エンジンを採用しつつも、独自のアルゴリズムを加えており、日本市場に特化した検索結果を提供しています。Tポイントとの連携やYahoo!知恵袋など、独自のコミュニティサービスも人気を集めています。

名称	概要	運営会社	ローンチ日	特徴（日本国内）
Yahoo! JAPAN	日本で人気の検索エンジン。 ニュースや天気、ショッピングなど、多様なサービスと連携。	Z Holdings	1996年4月1日	日本語検索に強く、国内の情報収集に便利。Yahoo! JAPAN IDで様々なサービスを利用可能。PayPayとの連携も魅力。

3位｜bing（ビーイング）

第3位は、Bingです。世界的には2位のシェアを持つものの、国内ではまだ利用者が少ないのが現状です。MicrosoftのAI技術を駆使しており、画像検索や動画検索、翻訳機能などが充実しています。

GPT-4などの大規模言語モデルを活用し、自然な対話形式での検索や高度な情報要約などが可能です。Microsoft Edgeブラウザとの連携やWindows OSへの標準搭載など、Microsoft製品との親和性が高い点も特徴です。

名称	概要	運営会社	ローンチ日	特徴（日本国内）
Bing	Microsoftが提供する検索エンジン。 AI技術を活用した機能が充実。	Microsoft	2009年6月3日	画像検索や動画検索、翻訳機能などが充実。WindowsやMicrosoft Edgeとの連携が強み。AIチャット機能「Bing AI」が話題に。

4位｜DuckDuckGo（ダックダックゴー）

第4位は、DuckDuckGoです。プライバシー保護に特化した検索エンジンとして、一定の支持を得ています。ユーザーの検索履歴や個人情報を収集・追跡しないため、プライバシーを重視するユーザーに人気があります。

GoogleやBingの検索結果も利用していますが、独自のアルゴリズムでプライバシー保護に配慮した検索結果を表示します。広告表示も最小限に抑えられており、シンプルなインターフェースが特徴です。

名称	概要	運営会社	ローンチ日	特徴（日本国内）
DuckDuckGo	プライバシー保護に特化した検索エンジン。 ユーザーの追跡を行わない。	DuckDuckGo	2008年9月25日	プライバシー意識の高いユーザーに支持される。日本語検索の精度も向上しており、広告表示も少ない。

5位｜CocCoc（コックコック）

CoCCoCは、プライバシー保護に重点を置いた検索エンジンで、ユーザーの検索履歴や個人情報を収集・追跡しません。広告表示も控えめで、シンプルで使いやすいインターフェースが特徴です。

GoogleやBingの検索結果も利用しつつ、独自のアルゴリズムでプライバシー保護に配慮した検索結果を表示します。

名称	概要	運営会社	ローンチ日	特徴（日本国内）
Yandex	ロシア最大の検索エンジン。 ロシア語圏での情報収集に強い。	Yandex	1997年9月23日	ロシア語圏の情報を検索する際に便利。日本語検索も可能だが、国内での利用は限定的。

おすすめのブラウザを5つ紹介

ここまで検索エンジンについて詳細に解説してきました。ただ、検索エンジンが我々が当たり前に支えているのは、紛れもなくブラウザのおかげです。

Google Chrome

Google Chromeは、世界で最も人気のあるウェブブラウザです。Googleによって開発されており、その高速性、安定性、そして豊富な拡張機能がユーザーから高く評価されています。シンプルなインターフェースで初心者でも使いやすく、Googleアカウントとの連携により、ブックマークやパスワードなどをデバイス間で同期できるのも魅力です。また、最新のウェブ技術に対応しており、常に新しい機能が追加されているため、常に快適なブラウジング体験を提供してくれます。

名称	運営会社	公開日	特徴
Google Chrome	Google LLC	2008年9月2日	高速・安定性、豊富な拡張機能、Googleサービスとの連携、最新のウェブ技術対応

Mozilla Firefox

Mozilla Firefoxは、プライバシー保護に重点を置いたオープンソースのウェブブラウザです。トラッキング防止機能や広告ブロック機能が標準搭載されており、ユーザーのプライバシーを守りながら快適なブラウジングを可能にします。また、カスタマイズ性が高く、自分の好みに合わせてブラウザの外観や機能を変更できるのも魅力です。

名称	運営会社	公開日	特徴
Mozilla Firefox	Mozilla Foundation	2004年11月9日	プライバシー保護、広告ブロック、カスタマイズ性、オープンソース

Microsoft Edge

Microsoft Edgeは、Microsoftが開発したウェブブラウザで、Windowsの標準ブラウザとして搭載されています。Chromiumベースで開発されており、Chromeの拡張機能も利用可能です。Microsoftアカウントとの連携により、Windowsデバイス間でブックマークや設定を同期できます。パフォーマンスも高く、安定した動作が期待できます。

名称	運営会社	公開日	特徴
Microsoft Edge	Microsoft Corporation	2015年7月29日	Chromiumベース、Chrome拡張機能対応、Microsoftサービスとの連携、高パフォーマンス

Apple Safari

Apple Safariは、Appleが開発したウェブブラウザで、MacやiPhone、iPadなどのAppleデバイスに標準搭載されています。Apple製品との連携が非常にスムーズで、iCloudとの連携により、ブックマークや履歴などをデバイス間で同期できます。また、Apple独自の技術により、高速かつ省電力なブラウジングを実現しています。

名称	運営会社	公開日	特徴
Apple Safari	Apple Inc.	2003年1月7日	Appleデバイスとの連携、シンプルで使いやすい、省電力、プライバシー保護

Brave

Braveは、プライバシー保護と高速表示に特化したウェブブラウザです。広告やトラッカーをブロックする機能が標準搭載されており、ページの読み込み速度が非常に速いのが特徴です。また、Brave Rewardsという独自のプログラムがあり、広告を閲覧することで仮想通貨Basic Attention Token (BAT)を獲得できます。

名称	運営会社	公開日	特徴
Brave	Brave Software, Inc.	2016年1月20日	プライバシー保護、広告ブロック、高速表示、Brave Rewards

検索エンジンにサイトが表示される仕組み

検索エンジンは、日々インターネットを利用する私たちにとって欠かせないツールです。しかし、検索窓にキーワードを入力して結果が表示される裏側で、一体どのような仕組みが動いているのでしょうか？

検索エンジンは、大きく分けて3つのステップで情報を処理しています。

これらの三つの動きについてここでは詳細に解説していきます。

仕組み①｜クローリング

クローリングとは、検索エンジンのロボット（クローラー）が、Webサイトを巡回し、情報を収集する過程です。クローラーは、Webサイトのリンクをたどることで、新しいページや更新されたページを見つけ出し、その情報をデータベースに蓄積していきます。

クローラーがサイトを訪問しやすいように、サイトマップを作成したり、内部リンクを適切に設定したりすることが重要です。

仕組み②｜インデックス

インデックスとは、クローラーが収集した情報を整理し、検索エンジンが検索結果を表示するためにデータベース化する過程です。インデックスされた情報は、キーワードやコンテンツの内容、リンク情報など、様々な要素に基づいて分類・整理されます。

インデックスされるためには、クローラーがサイトをスムーズに巡回できること、コンテンツが検索エンジンのガイドラインに沿っていることなどが重要です。

仕組み③｜ランキング

ランキングとは、検索エンジンが、ユーザーの検索キーワードに対して、どのWebサイトをどの順番で表示するかを決める過程です。ランキングは、検索キーワードとの関連性、コンテンツの質、サイトの信頼性など、様々な要素を考慮して決定されます。

ランキングを上げるためには、検索キーワードに関連性の高いコンテンツを作成すること、サイトの信頼性を高めるための施策を行うことなどが重要です。

まとめ

検索エンジンは、インターネット上の膨大な情報から、ユーザーの求める情報を効率的に探し出すためのツールです。GoogleやYahoo!をはじめ、世界には様々な検索エンジンが存在し、それぞれ独自の強みを持っています。

世界ではGoogleが圧倒的なシェアを誇り、Bingがそれに続きます。日本国内では、Googleに加えてYahoo! JAPANも高い人気を誇っています。その他、ロシアのYandexや中国のBaiduなど、地域に特化した検索エンジンも存在します。

検索エンジンは、クローリング、インデックス、ランキングという3つのプロセスを経て、ユーザーに最適な検索結果を表示します。これらの仕組みを理解し、SEO対策を行うことで、自分のWebサイトをより多くの人に見てもらうことができます。

検索エンジンは日々進化しており、AI技術の導入など、新たな機能が続々と登場しています。自分に合った検索エンジンを選び、最新の情報や技術を活用することで、より快適な情報収集体験を実現できるでしょう。