SEO対策の種類を完全解説|外部・テクニカル・コンテンツの3つと施策を解説。

SEO対策の基本

SEO対策は大きく分けて2種類あります。Webサイト内部の改善を行う内部対策と、Webサイト外部からの評価を高める外部対策です。

内部対策では、サイト内でコンテンツを作成したり、検索エンジンに評価されやすいサイト構造に改善したりする施策を行います。 一方で、外部対策では、被リンク獲得やサイテーションなどを通して、Webサイトの信頼性を高める施策を行います。これらの施策を整理すると、大きく以下のように分類することができます。

対策の種類内部対策(オンページSEO)外部対策(オフページSEO)
定義Webサイト内部の改善を通して、検索エンジンのクローラーがサイトを理解しやすくし、ユーザーにとって価値のあるサイトにするための対策Webサイト外部からの評価を高め、検索エンジンからの信頼を得るための対策
目的・クローラーの最適化
・インデックスの促進
・ユーザーエクスペリエンスの向上
・クローラーの最適化
・インデックスの促進
必要とされるスキルセットコンテンツ制作能力
エンジニア的な技術
事業開発的なスキル
具体的な施策・コンテンツSEO
・テクニカルSEO
被リンク獲得
サイテーション

さらに、内部対策は、主にコンテンツSEOとテクニカルSEOの二つに分けられます。コンテンツSEOは、質の高いコンテンツを作成し、ユーザーの検索意図とニーズに応えることで、検索エンジンのランキングで上位表示を目指します。

テクニカルSEOは、Webサイトの構造やコードを最適化することで、検索エンジンのクローラーがWebサイトを正しく理解し、インデックスできるようにします。これらの施策はそれぞれ必要とするスキルセットが大きく異なり、全てを網羅して施策を推進することは容易ではありません。

SEO対策では、数多くの施策の中から、現状のWebサイトにとってどの施策を優先的に実行すべきかを見極める必要があります。

全ての施策を一度に実行することは難しい場合が多いので、まずはWebサイトの課題を分析し、現状を把握することが重要です。

そこで、この記事では、SEO対策の種類を分かりやすく解説し、それぞれの対策で目指すべき「あるべき姿」と具体的な施策事例を紹介します。

この記事で得られる内容
  • SEO対策の前提知識
  • SEO対策に必須な3種類
  • コンテンツ対策の概要
  • 外部対策の概要
  • 内部対策の概要
  • 3つのSEO対策を実行する手順

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山口耀平(Yamaguchi Yohei)

株式会社検索順位の海賊CEO。日本マーケティング学会会員。SEO歴5年のSEOコンサルタント。自身のアフィリエイトサイトをグロースさせた経験から、現在は企業のSEM支援を行っている。具体的には、オウンドメディア運用代行、SEO戦略立案、記事制作代行などを実施している。
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  1. SEO対策の前提知識
    1. SEO対策では検索エンジンからの評価獲得で検索上位を目指す
    2. 検索エンジンから評価される仕組み
  2. SEO対策の3つの種類
    1. コンテンツSEO(内部対策)
    2. テクニカルSEO(内部対策)
    3. オフページ対策(外部対策)
  3. 外部対策(SEO)の「あるべき姿」と「施策一覧」
    1. 外部対策で目指すべき「あるべき姿」
      1. 理想①|良質なサイトからの被リンクが多い【最重要】
      2. 理想②|他のサイトからサイテーション獲得できている
    2. 外部施策の施策事例
      1. 施策①|被リンク獲得
      2. 施策②|サイテーション獲得
      3. 施策③|スパムリンク対策
  4. 内部対策(SEO)の「あるべき姿」と「施策一覧」
    1. 内部対策で目指すべき「あるべき姿」
      1. 理想①|品質ガイドラインに即したコーディング
      2. 理想②|クローラーが回遊しやすいリンク構造
    2. 内部対策の施策事例
      1. 施策①|xmlサイトマップの設置
      2. 施策④|meta要素の設定
      3. 施策⑤|img/alt属性の設定
      4. 施策⑥|hタグ(見出し)の設定
      5. 施策⑦|内部リンク構造の最適化
      6. 施策⑧|URL構造の適切な設定
      7. 施策⑨|ページスピードの最適化
  5. コンテンツ対策(SEO)の「あるべき姿」と「施策一覧」
    1. コンテンツ対策での「あるべき姿」
      1. 理想①|CVから逆算したキーワード選定をしている
      2. 理想②|サイト内に「良質なコンテンツ」しかない
    2. コンテンツ対策(SEO)の施策一覧
      1. 施策①|キーワード選定
      2. 施策②|新規記事制作
      3. 施策③|低品質コンテンツの管理
      4. 施策④|E-E-A-Tへの対応
      5. 施策⑤|既存記事のリライト
      6. 施策⑥|重複コンテンツへの対策
  6. SEO対策の施策実行までの流れ
    1. STEP①|サイト分析
    2. STEP②|課題の特定
    3. STEP③|施策の立案と優先順付け
    4. STEP④|施策実行
  7. まとめ

SEO対策の前提知識

SEO対策では検索エンジンからの評価獲得で検索上位を目指す

SEO対策とは、Search Engine Optimizationの略で、Googleなどの検索エンジンで自社のウェブサイトやコンテンツを上位表示させるための施策のことです。

SEO対策では、検索エンジンの仕組みを理解し、それに合わせた対策を行うことはもちろん重要ですが、 検索エンジンを使用するユーザーにとって価値のある、高品質なコンテンツを制作することが重要となります。

なぜなら、Googleなどの検索エンジンは、ユーザーにとって有益な情報を提供することを目指しており、ユーザー満足度を高めるコンテンツを高く評価するからです。

検索エンジンで上位表示されることで、より多くの人々にウェブサイトやコンテンツを知ってもらうことができ、集客や売上、認知度向上など、様々なビジネス効果が期待できます。

検索エンジンから評価される仕組み

Google検索に表示されるためには、クローラーがネット上にあるサイトのデータを収集し、そのデータがインデックスに登録される必要があります。この登録されたデータが検索結果に表示される仕組みです。

そのため、SEO対策をするためには、クローラーがサイト内をスムーズに巡回し、情報を正確に収集できるよう、サイト構造を最適化することが重要になります。

具体的には、サイト内部の各ページが適切に内部リンクで繋がっており、外部からも関連性の高いサイトからリンクされている状態を目指しましょう。

検索エンジンの仕組み
  • 仕組み①|クローリング
  • 仕組み②|インデックス
  • 仕組み③|ランキング

SEO対策の3つの種類

SEO(検索エンジン最適化)は、Webサイトや記事コンテンツを検索エンジンで上位表示させることで集客をおこなう技術です。一般的にSEOというと記事制作のイメージがあります。

SEO対策は大きく分けて2種類あります。Webサイト内部の改善を行う内部対策と、Webサイト外部からの評価を高める外部対策です。

対策の種類内部対策(オンページSEO)外部対策(オフページSEO)
定義Webサイト内部の改善を通して、検索エンジンのクローラーがサイトを理解しやすくし、ユーザーにとって価値のあるサイトにするための対策Webサイト外部からの評価を高め、検索エンジンからの信頼を得るための対策
目的・クローラーの最適化
・インデックスの促進
・ユーザーエクスペリエンスの向上
・クローラーの最適化
・インデックスの促進
必要とされるスキルセットコンテンツ制作能力
エンジニア的な技術
事業開発的なスキル
具体的な施策・コンテンツSEO
・テクニカルSEO
・被リンク獲得
・サイテーション

さらに、内部対策は、主にコンテンツSEOとテクニカルSEOの二つに分けられます。コンテンツSEOは、質の高いコンテンツを作成し、ユーザーの検索意図とニーズに応えることで、検索エンジンのランキングで上位表示を目指します。

あくまで、記事制作はコンテンツ施策(コンテンツSEO)の部分のみとなります。それ以外の施策についても理解を深めておくべきです。なぜなら、検索上位に表示させるためには、Googleなどの検索エンジンはコンテンツの品質だけでなく、複合的な要素を見ているからです。

コンテンツSEO(内部対策)

コンテンツ対策(SEO)とは、サイト内に検索エンジンから評価されるコンテンツを充実させることで、検索エンジンのランキングで上位表示を目指すSEO対策の一種です。内部対策の重要な要素の一つです。

以下でも解説しますが、コンテンツSEOではとにかく「良質なコンテンツ」を制作することに注力しましょう。よくある施策の事例としては以下のようなものが挙げられます。

  • 適切なキーワード選定
  • 新規記事制作
  • リライト
  • E-E-A-Tへの対応

Googleなどの検索エンジンが評価するコンテンツとは、つまりユーザーの検索ニーズに合致(Needs Met)しており、かつ信頼性の高い(E-E-A-Tを満たした)コンテンツが重要になります。そのために、検索意図を満たすだけでなくしっかり専門家や経験者によって監修してもらったコンテンツ制作を心がけるようにしましょう。

テクニカルSEO(内部対策)

テクニカルSEOとは、ウェブサイトの内部構造を改善することで、検索エンジンのランキングで上位表示を目指す施策です。内部対策の一つです。

主に内部対策で対策する対象は、検索エンジンのクローラーが対象になります。クローラーが回りやすいサイトを構築することで、インデックスしやすい状況を作り出します。

  • クロール対策
  • インデックス対策

また基本的には内部対策は、Googleをはじめとした検索エンジンが出しているガイドラインに合致したサイトにするための施策であり、無数のチェック項目があります。例えば、以下のような施策が想定されます。

  • ページの読み込み速度を上げる
  • モバイルフレンドリーなサイトにする
  • サイトマップを作成・登録する
  • robots.txtを設定する

内部対策を行うことで、検索エンジンがウェブサイトを正しく理解し、評価しやすくなります。内部対策は、SEO対策の基本となる施策です。ウェブサイトの内部構造を改善することで、他のSEO対策の効果を高めることができます。

オフページ対策(外部対策)

オフページSEOとは、他のウェブサイトの外部の要素に対して対策を行い、検索エンジンのランキングで上位表示を目指す施策です。外部対策とも呼ばれます。

対策の対象は検索エンジンのクローラーになります。クローラーが回りやすくなることで検索エンジンにインデックスされやすくなります。また、サイト自体の検索エンジンからの評価を高めることもできます。特に外部で意識すべきは、以下の2つを獲得することに注力をしましょう。

  • サイテーション
  • 良質な被リンク

サイテーションは実店舗ビジネスなどにおいて重要になります。一方で被リンクは、外部サイトにリンクが添付されることを指します。被リンクを獲得することで、以下のような対策を行うことができます。

サイト型コンテンツでの集客を目指している事業者であれば、近年非常に重要視される要素になっています。そのためには、以下のような施策を実施されることが多くあります。被リンク営業や、SNSでの発信プレスリリースでの発信などの施策を実施することで

外部対策を行うことで、ウェブサイトの信頼性を高め、検索エンジンのランキングで上位表示を目指します。外部対策は、短期間で効果が出るものではありません。しかし、継続的に取り組むことで、ウェブサイトの評価を高め、安定したアクセス数を獲得することができます。

外部対策(SEO)の「あるべき姿」と「施策一覧」

外部対策とは、被リンクを増やす施策です。被リンクとは、他のサイトから自分のサイトへ貼られるリンクのことです。良質な被リンクを増やすことで、検索エンジンからの評価が高まり、検索順位が向上します。

この記事では、外部対策で目指すべき「あるべき姿」と具体的な施策事例を紹介します。

外部対策で目指すべき「あるべき姿」

外部対策を行う上で、目指すべき「あるべき姿」は、以下の2点です。

内部対策で目指すべき「あるべき姿」
  • 良質なサイトからの被リンクが多い
  • 他のサイトからのサイテーションが獲得されている

理想①|良質なサイトからの被リンクが多い【最重要】

被リンク(バックリンク:backlink)とは、他のウェブサイトから自社のサイトへ向けられたリンクのことを指します。特にGoogleはページランク(PageRank)という仕組みを導入しており、被リンクの数と質に基づいて、各サイトのページの重要度を判断します。被リンクを増やすことで以下のような効果を得ることができます。

  • 効果①|ドメインパワーの向上
  • 効果②|検索エンジンからクロールされやすくなる
  • 効果③|サイトへの他サイトからの流入が増える

質の高いサイトからの被リンクは、検索エンジンからの評価を高める上で非常に重要です。質の高いサイトとは、具体的には以下のようなサイトが挙げられます。

  • 関連性の高いサイト
  • 信頼性の高いサイト
  • コンテンツの質が高いサイト

これらの条件を満たすサイトからの被リンクを獲得することで、検索順位の向上に大きく貢献することができます。また、質の高いサイトからの被リンクを獲得することで、「ドメインパワー」を上げることができます。

理想②|他のサイトからサイテーション獲得できている

サイテーションとは、主に他のWebサイトから自社サイトへの言及のことを指します。より具体的にいうと、自社のウェブサイトやビジネスに関する情報(企業名、サイト名、住所、電話番号など)が、他のサイトに掲載または引用されることを指します。例えば、ブログ記事、ニュース記事、口コミサイト、地域情報サイトなどに自社の情報が掲載されることが挙げられます。

サイテーションは、特にローカルSEOで非常に重要視されています。ローカルSEOとは、特定の地域をターゲットとしたSEO対策のことです。適切なサイテーションを獲得することで、店舗ビジネスであればGoogleマップでの上位表示を目指せるなど、地域におけるオンラインでの認知度向上に役立ちます。

視認性の高さとは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、ローカル検索結果のランキングにはこうした情報が加味されます。たとえば、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。

引用元:Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法|Google検索セントラル

外部施策の施策事例

外部対策には、様々な施策がありますが、ここでは代表的な3つの施策を紹介します。

施策①|被リンク獲得

被リンクを獲得するための施策としては、以下のようなものがあります。被リンク獲得には、サイト外部に向けてアプローチをかける必要性があるため、PR/広報やその他のマーケティング施策と合わせて実施する必要があります。

  • 質の高いコンテンツを作成する
  • 業界団体や関連サイトへの登録
  • 登録型サイトへの登録
  • プレスリリースによる情報発信
  • ソーシャルメディアの活用

また、被リンク獲得に向けて動き出す際に、「dofollow属性」のリンクかどうかも確かめるようにしましょう。nofollow属性などですと被リンク効果が下がってしまう傾向にあります(もちろん効果は0ではありません)。

リンクの種類説明rel属性SEO効果
dofollowリンク検索エンジンがリンク先サイトへの信頼と価値を認識。ページランク向上に貢献
nofollowリンク検索エンジンにリンク先への信頼の伝達を停止させる。nofollowページランクへの直接的影響はないが、訪問者増加に貢献する可能性あり
UGC(ユーザー生成コンテンツ)リンクユーザー生成コンテンツからのリンクを識別する。ugcページランクへの直接的影響はない
スポンサーリンク金銭的取引に基づくリンクを明示する。sponsoredページランクへの直接的影響はない

施策②|サイテーション獲得

サイテーションを獲得することで、サイトの認知度向上やブランドイメージの向上に繋がります。サイテーションで外部で言及されるNAP情報を統一できるように施策を打つ必要があるでしょう。

項目説明
Nameビジネス名/会社名/屋号など株式会社〇〇、〇〇商店、〇〇クリニック
Address住所/所在地〒〇〇〇-〇〇〇〇 〇〇県〇〇市〇〇町〇-〇-〇
Phone電話番号〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇

サイテーションを獲得するための施策としては、以下のようなものがあります。下記のような、いわゆる「PR領域」とも被る内容を実施する必要性があります。

  • プレスリリース配信サービスを利用する
  • SNSで話題になるようなコンテンツを作成する
  • インフルエンサーに商品やサービスをPRしてもらう

施策③|スパムリンク対策

スパムリンクとは、Webサイトの検索順位を不正に操作することを目的とした、質の低いサイトや無関係なサイトからの被リンク、または不自然なリンクや不正なリンクのことです。スパムリンクへの対策も外部対策の一つです。

Google では、自動システムと、必要に応じて行われる人間による審査によって、ポリシーに違反しているコンテンツおよび動作の両方を検出しています。場合によっては、手動による対策を実施します。Google のポリシーに違反しているサイトは、検索結果での掲載順位が下がったり、まったく表示されなかったりすることがあります。

引用元:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー

ただ、現在ではスパムリンクが直接的に検索順位に大きな影響を与えることは少なくなっています。

ただし、だからといってスパムリンクを放置して良いわけではありません。 大量のスパムリンクは、サイトの信頼性を低下させ、ユーザーからの評価を下げる可能性があります。また、将来的にGoogleのアルゴリズムが変更され、スパムリンクが再び検索順位に影響を与えるようになる可能性も否定できません。

スパムリンク対策としては、以下の施策を実行しましょう。

  • Google Search Consoleでスパムリンクを否認する
  • 被リンクの定期的なチェック

内部対策(SEO)の「あるべき姿」と「施策一覧」

内部対策とは、Webサイトの内部構造を改善することで、検索エンジンのランキングで上位表示を目指す施策です。

Googleのクローラーは、Webサイトの情報を収集し、その内容を評価することで検索順位を決定しています。そのため、クローラーがWebサイトの情報を正しく理解し、評価できるように内部構造を最適化することが重要です。

内部対策で目指すべき「あるべき姿」

内部対策を行う上で、目指すべき「あるべき姿」は以下の2点です。

内部対策で目指すべき「あるべき姿」
  • 理想①|品質ガイドラインに即したコーディング
  • 理想②|クローラーが回遊しやすいリンク構造

理想①|品質ガイドラインに即したコーディング

Googleは、Webサイトの品質に関するガイドラインを公開しています。例えば、コンテンツの重複や隠しテキストの使用などは、ガイドライン違反とみなされ、検索順位に悪影響を与える可能性があります。

Webサイトを制作する際には、Googleの品質ガイドラインを遵守し、適切なコーディングを行うことが重要です。適切なコーディングの進め方については以下の記事をご覧ください。

▼関連記事
SEO対策に強いHTMLコーディングの基本|タグの書き方とチェック方法とは

理想②|クローラーが回遊しやすいリンク構造

クローラーは、Webサイト内のリンクを辿って情報を収集します。そのため、クローラーがWebサイト内をスムーズに回遊できるようなリンク構造にする必要があります。

具体的には、サイトマップを作成したり、内部リンクを適切に設置したりすることで、クローラーの回遊性を高めることができます。

内部対策の施策事例

内部対策には、様々な施策があります。チェックリストも添付しておきますので、ぜひご活用ください。

分類確認項目
meta要素の最適化Titleは各ページユニークなものになっているか
Titleの前方に対象となるKWが記載されているか
Titleはページ内容を端的に現したものになっているか
Titleに特定のキーワードが過剰に含まれていないか
Descriptionは各ページユニークなものになっているか
Descriptionは、ユーザーのクリックを促す文章になっているか
Descriptionはページ内容を適切に表現したものになっているか
見出し項目の最適化<h1>に対象となるキーワードが含まれているか
<h1>は各ページ内容を端的に表した「各ページユニークな文言で」設定されているか
見出しに特定のキーワードが過剰に含まれていないか
見出しは正しい構造で設定されているか
ページ構成要素の最適化ページの構成要素の大部分が画像や動画など、検索エンジンが読み取りづらいもので構成されていないか
画像には適切なalt属性が付与されているか
クロール促進sitemap.xmlは用意されているか
サイト表示速度ページの表示速度は遅くないか (ページスピードインサイトのスコアが40点以下)でないか
Core Web Vitalsの対応LCP(Largest Contentful Paint)が2.5秒以内かどうか
FID(First Input Delay)が100ミリ秒以下かどうか
CLS(Cumulative Layout Shift)が適正値となっているかどうか
URL構造の最適化URLは適切に階層構造化できているか

ここでは上記の施策の一部を紹介いたします。

施策①|xmlサイトマップの設置

xmlサイトマップは、Webサイトのページ情報をまとめたファイルです。xmlサイトマップをGoogleに送信することで、クローラーがWebサイトの情報を効率的に収集できるようになり、インデックスが促進されます。

Google などの検索エンジンは、このファイルを読み込んで、より効率的にクロールを行います。サイトマップはサイト内の重要なページとファイルを検索エンジンに伝えるだけでなく、重要なファイルについての貴重な情報(ページの最終更新日やすべての代替言語ページなど)も提供します。

引用元:サイトマップについて | Google 検索セントラル

特に、以下のようなケースに当てはまる場合は、サイトマップの存在は非常に重要です。必ずサイトマップの設定は実施しておくようにしておきましょう。

  • サイトのサイズが大きい
  • サイトが新しく、外部からのリンクが少ない
  • サイトに動画や画像などのリッチメディア コンテンツが多数含まれている

施策④|meta要素の設定

メタ(meta)タグとは、Webページに関する情報を検索エンジンやブラウザに伝えるためのHTMLタグです。いわば、Webページの「裏方」として、ページの内容や表示方法などを指示する役割を担っています。メタタグのイメージとしては以下の通りです。

メタタグのイメージ

SEOの中でも有名なものには、以下のようなものがあります。

タグSEO への影響
meta descriptionタグクリック率向上に繋がり、間接的にSEOに影響。
titleタグ適切なキーワードを含めることで、検索順位やクリック率に影響。
meta robotsタグページのインデックスやリンクの評価方法を制御し、SEOに大きく影響。
canonicalタグ重複コンテンツの問題を回避し、SEO評価を集中させる。
nofollowタグリンク先のページへの評価の受け渡しを制御し、SEOに影響。
noindexタグ検索結果に表示させたくないページに設定し、SEOに影響。
Open Graphタグ (og:)SNSでの拡散を促進し、間接的にSEOに影響。
meta viewportタグモバイルフレンドリー性を高め、SEOに影響。
meta charsetタグ文字化けを防ぎ、ユーザー体験を向上させ、間接的にSEOに影響。
構造化データリッチスニペット表示の可能性を高め、クリック率向上に繋がる

例えば、検索結果に表示されるページタイトルや説明文、検索結果への表示をさせないようにするタグなどさまざまです。これらの情報は、ユーザーのクリック率やWebサイトへの訪問者数に大きく影響するため、SEO対策において非常に重要です。

メタタグは、Webページのソースコード内に記述され、直接コンテンツとして表示されることはありません。しかし、検索エンジンやブラウザはメタタグの情報を読み取り、Webページの評価や表示方法を決定します。

施策⑤|img/alt属性の設定

alt属性とは、画像に代替テキストを付けるための属性です。alt属性を設定することで、画像の内容をクローラーに伝えることができます。

imgタグは、画像を表示するためのタグです。SEOにおいては、画像のalt属性を適切に設定することが重要です。alt属性は、画像の内容をテキストで説明するものであり、画像が表示されない場合や、視覚障がいのあるユーザーがスクリーンリーダーを使用する場合に役立ちます。

また、alt属性にキーワードを含めることで、画像検索からのトラフィックを獲得できる可能性もあります。

<img src="image.jpg" alt="SEO対策のイメージ図">

また、画像が表示されない場合でも、alt属性で設定したテキストが表示されるため、ユーザービリティの向上にも繋がります。

施策⑥|hタグ(見出し)の設定

hタグは、見出しをマークアップするためのタグです。hタグを適切に設定することで、コンテンツの構造化を図り、クローラーが内容を理解しやすくなります。見出しタグ(h1~h6)は、コンテンツの階層構造を示すためのタグです。SEOにおいては、見出しタグにキーワードを含めることで、検索エンジンがページの内容を理解しやすくなり、検索順位の向上に繋がります。

見出しタグは、h1からh6までの6段階のレベルがあり、h1が最も重要度が高く、h6が最も重要度が低いとされています。

h1タグはページのメインタイトルとして1つだけ使用し、h2、h3タグは見出しとして適切に階層化しましょう。例えば、h1タグでページ全体のテーマを、h2タグで各セクションのタイトルを、h3タグでさらに詳細な内容を示すといった使い方ができます。

<h1>SEO対策に強いコーディングの基本</h1>
<h2>見出しタグ (h1〜h6)</h2>
<h3>見出しタグの重要性</h3>

施策⑦|内部リンク構造の最適化

内部リンク構造を最適化することで、クローラーの回遊性を高め、Webサイト全体の評価向上に繋げることができます。特に気をつけるべきポイントとして、孤立しているページを作らないことです。クローラーはリンクを辿って全世界のサイトの情報を集めています。

そこで、孤立していいるページがあるとクローリングすることができません。そのため、孤立したページが生み出されないようにリンクを組むようにしましょう。

また、重要なページに多くの内部リンクを集中させたり、階層構造を意識した内部リンクを設置したりすることで、クローラーがWebサイト内をスムーズに回遊できるようになります。

施策⑧|URL構造の適切な設定

URL構造は、Webページのアドレスのことです。URL構造を適切に設定することで、クローラーがWebページの内容を理解しやすくなります。

引用元:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド|Google検索セントラル

数千以上の URL を含むようなサイトの場合は、サイトの構造が Google によるクロールとインデックス登録の動作に影響を与えます。特にディレクトリ(フォルダ)を使って類似のトピックをまとめていると、各ディレクトリ内の URL が変更される頻度を Google が学習しやすくなります。

引用元:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド|Google検索セントラル

具体的には、URLにキーワードを含めたり、階層構造を反映したURLにしたりすることで、SEO効果を高めることができます。

施策⑨|ページスピードの最適化

ページスピードとは、Webページの表示速度のことです。ページスピードは、ユーザーエクスペリエンスだけでなく、SEOにも影響を与える重要な要素です。Googleも2018年のアップデートで導入した概念です。

検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する答えを見つけたいと考えています。研究によると、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけています。読み込み速度これまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、デスクトップ検索を対象としていました。そこで 2018 年 7 月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。

引用元:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します|Google検索セントラル

Googleは、ページスピードが遅いWebサイトを低く評価する傾向があります。そのため、画像の圧縮やキャッシュの利用など、ページスピードを改善するための対策を行うことが重要です。

ただ、多くのSEO担当者の所管として、ページスピードが検索順位に決定的に影響は与えないとされています。なので、そこまで重要視しなくても良いでしょう。

コンテンツ対策(SEO)の「あるべき姿」と「施策一覧」

コンテンツ対策とは、Webサイトのコンテンツを充実させることで、検索エンジンのランキングで上位表示を目指す施策です。ユーザーにとって有益な情報を提供し、検索意図とニーズに応えるコンテンツを作成することが重要です。

コンテンツ対策での「あるべき姿」

コンテンツ対策を行う上で、目指すべき「あるべき姿」は以下の2点です。

コンテンツ対策での「あるべき姿」
  • 理想①|CVから逆算したキーワードに対策している
  • 理想②|サイト内に「良質なコンテンツ」しかない

理想①|CVから逆算したキーワード選定をしている

コンテンツSEOで成果を上げるには、CVから逆算したキーワード選定が重要です。なぜなら、CVしたいユーザーがどんなキーワードで検索するのかを理解し、そのニーズに応えるコンテンツを作ることで、コンバージョン率を高められるからです。

例えば、ECサイトで商品購入をCVとするなら、「商品名 レビュー」や「商品名 価格」といったキーワードで検索するユーザーに響くコンテンツが必要です。一方で、「ドッグフードとは」などのようなKNOWクエリではCVが低い傾向があります。

CVから逆算することで、無駄なキーワードに労力をかけずに済み、効率的にSEO対策ができます。

理想②|サイト内に「良質なコンテンツ」しかない

良質なコンテンツとは、ユーザーにとって有益で、検索意図とニーズに応えるコンテンツのことです。具体的には、以下の様な要素が挙げられます。実際にGoogleは、「ユーザーにメリットをもたらすこと」を目的に作成されたコンテンツを上位に上げる設計をしていると述べています。

Google の自動ランキング システムは、検索エンジンでのランキングを上げることではなく、ユーザーにメリットをもたらすことを主な目的として作成された、有用で信頼できる情報を検索結果の上位に掲載できるように設計されています。このページは、そのようなコンテンツを制作しているかどうかをクリエイター自身が評価するためのものです。

引用元:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル

そのためには、良いコンテンツ制作をするだけでなく、専門性や経験などの信頼性に寄与するE-E-A-Tへの対策も実施する必要性があります。

コンテンツ対策(SEO)の施策一覧

コンテンツ対策には、様々な施策がありますが、ここでは代表的な6つの施策を紹介します。

コンテンツ対策での「あるべき姿」
  • キーワード選定
  • 新規記事制作
  • 低品質コンテンツの管理
  • E-E-A-Tへの対応
  • 既存記事のリライト
  • 重複コンテンツへの対策

施策①|キーワード選定

キーワード選定は、コンテンツSEOの基礎となる重要な施策です。適切なキーワードを選定することで、ターゲットとするユーザーにWebサイトを訪問してもらい、CVに繋げることができます。

そのためにも、自社が狙いたいキーワードだけでなく、競合サイトがどのようなキーワードで上位表示されているのか、ユーザーが実際にどのようなキーワードで検索しているのかを念入りに調査することが重要です。

例えば、競合サイトのコンテンツを分析することで、自社がまだカバーできていないキーワードや、ユーザーニーズの高いキーワードを発見できる可能性があります。また、Googleのキーワードプランナーや関連キーワード取得ツールなどを活用することで、ユーザーの検索行動をより深く理解することができます。

▼関連記事
【初心者用】SEOでのキーワード選定のやり方とコツをついて解説。

施策②|新規記事制作

新規記事を制作することで、Webサイトに新しいコンテンツを追加し、ユーザーに有益な情報を提供することができます。新規記事を制作する際には、以下の様な点に注意する必要があります。

  • ユーザーの検索意図とニーズに応えるコンテンツを作成する
  • キーワードを適切に設定する
  • 読みやすく、分かりやすい文章で書く
  • 独自性があり、オリジナリティが高いコンテンツを作成する

また、新規記事制作をする際にも、ユーザーのニーズを意識せず大量にコンテンツを制作しても評価されにくくなっています。ただ単に記事数を増やすことに注力するのではなく、ユーザーが本当に求めている情報は何かを徹底的に調査し、そのニーズに応えられる質の高いコンテンツを一つ一つ丁寧に作り込むようにしましょう。

▼関連記事
SEO記事とは?品質の高い記事を作るための流れや事例について解説。

施策③|低品質コンテンツの管理

低品質コンテンツは、Webサイトの評価を下げる可能性があります。そのため、低品質なコンテンツを特定し、改善する必要があります。低品質コンテンツは、以下のようなものが該当します。

  • 何ヶ月もの間クローラーが回っていないもの
  • クローラーが回っているのにインデックス未登録のページ

実際に、Googleのジョンミュラー氏も以下のように、「検索に出てこないコンテンツは見ない」と述べており、「品質の改善」をするように進めています。

私たちはインデックスされているコンテンツにのみ注目する。検索に出ず私たちには関係しないから、インデックスされていないコンテンツは見ない。
サイト内に低品質コンテンツがあることを認識したのなら、いちばんいいのはもちろん品質を改善することだ。

引用元:English Google Webmaster Central office-hours hangout

低品質なコンテンツには、以下の様なものが挙げられます。

施策④|E-E-A-Tへの対応

E-E-A-Tとは、GoogleがWebサイトの評価基準として掲げている概念です。E-E-A-Tは、以下の4つの要素から構成されています。

  • Expertise(専門性)
  • Experience(経験)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

3.4 経験、専門性、権威性、信頼性 (E-E-A-T)
経験、専門性、権威性、信頼性 (E-E-A-T) は、PQ 評価においてすべて重要な考慮事項です。E-E-A-T ファミリーの中心で最も重要なメンバーは信頼性です。

引用元:Google品質ガイドラインp26

E-E-A-Tを高めるためには、コンテンツの信頼性を向上させることが重要です。そのために、専門家や経験者からヒアリングした内容を盛り込み、より深い知見や具体的な事例を提供することで、コンテンツの信憑性を高めることができます。

また、監修者バナーを設置することで、誰がその情報に責任を持っているのかを明確にすることができます。これは、コンテンツの信頼性を担保する上で非常に有効な手段となります。監修者の専門性や実績を明記することで、ユーザーからの信頼獲得に繋がりやすくなるでしょう。

施策⑤|既存記事のリライト

既存記事をリライトすることで、コンテンツの質を高め、検索順位の向上に繋げることができます。

例えば、最新の情報やデータを追加したり、読者の検索意図に合わせて内容を充実させたりすることで、よりユーザーにとって価値のあるコンテンツになるでしょう。

特に、Googleはフレッシュネスシステムというアルゴリズムを組み込んでおり、新しい情報を常に提供しているコンテンツを評価する傾向があります。これは、ユーザーに最新で正確な情報を提供することを重視しているためです。そのため、定期的にコンテンツを更新し、最新の状態を保つことが重要になります。

Google は、検索クエリに対してより鮮度の高いコンテンツが期待される場合にそのようなコンテンツが上位に表示されるように、「検索クエリにふさわしい鮮度」を評価するさまざまなシステムを導入しています。たとえば、公開されたばかりの映画について検索されたら、おそらくクランクインの時期の記事ではなく最近のレビューを探していると判断します。

引用元:Google 検索ランキング システムのご紹介 | Google 検索セントラル

また、過去に制作したコンテンツが低品質な場合、リライトにより磨き上げることで、ページだけでなくサイト全体の評価を上げることができます。過去に発生した低品質コンテンツを改善することで、ユーザーの満足度を高め、Googleからの評価も向上する可能性があります。

施策⑥|重複コンテンツへの対策

重複コンテンツとは、同じ内容のコンテンツが複数のページに存在することです。重複コンテンツは、Webサイトの評価を下げる可能性があります。

重複コンテンツへの対策としては、以下の様な方法があります。

  • canonicalタグを設定する
  • 301リダイレクトを設定する
  • noindexを設定する

SEO対策の施策実行までの流れ

SEO対策は、闇雲に施策を実行しても効果が出るとは限りません。適切な手順を踏んで、サイトの状態を分析し、課題を明確にした上で施策を実行していく必要があります。

SEO対策の施策実行までの流れ
  • STEP①|サイト分析
  • STEP②|課題の特定
  • STEP③|施策の立案と優先順付け
  • STEP④|施策実行

STEP①|サイト分析

SEO対策の最初のステップは、サイト分析です。サイト分析では、現状におけるWebサイトの状態を把握します。具体的には、以下の様な項目を分析します。これらの項目をチェックしていくことで、サイトの課題を洗い出していきます。

分類確認項目
meta要素の最適化Titleは各ページユニークなものになっているか
Titleの前方に対象となるKWが記載されているか
Titleはページ内容を端的に現したものになっているか
Titleに特定のキーワードが過剰に含まれていないか
Descriptionは各ページユニークなものになっているか
Descriptionは、ユーザーのクリックを促す文章になっているか
Descriptionはページ内容を適切に表現したものになっているか
見出し項目の最適化<h1>に対象となるキーワードが含まれているか
<h1>は各ページ内容を端的に表した「各ページユニークな文言で」設定されているか
見出しに特定のキーワードが過剰に含まれていないか
見出しは正しい構造で設定されているか
ページ構成要素の最適化ページの構成要素の大部分が画像や動画など、検索エンジンが読み取りづらいもので構成されていないか
画像には適切なalt属性が付与されているか
コンテンツの品質重複するコンテンツが存在しないか
クロール促進sitemap.xmlは用意されているか
サイト表示速度ページの表示速度は遅くないか (ページスピードインサイトのスコアが40点以下)でないか
Core Web Vitalsの対応LCP(Largest Contentful Paint)が2.5秒以内かどうか
FID(First Input Delay)が100ミリ秒以下かどうか
CLS(Cumulative Layout Shift)が適正値となっているかどうか
URL構造の最適化URLは適切に階層構造化できているか

STEP②|課題の特定

サイト分析の結果を基に、Webサイトの課題を特定します。例えば、アクセス数が少ない場合は、その原因を突き止める必要があります。原因としては、キーワードランキングが低い、コンテンツの質が低い、被リンクが少ないなど、様々な要因が考えられます。

課題を特定することで、どのSEO対策を優先的に行うべきかを判断することができます。

STEP③|施策の立案と優先順付け

課題が特定できたら、具体的な施策を立案します。

例えば、キーワードランキングが低い場合は、キーワードの見直しやコンテンツの改善などを行う必要があります。コンテンツの質が低い場合は、リライトや新規記事の追加などを検討します。多くの場合、「サイトのマイナス要素」から潰していく必要性があります。

サイトのマイナス評価は、「内部対策」によって解決することができます。その後、コンテンツ対策や外部対策など、プラス評価の獲得に向けた施策を進めていく必要性があります。

STEP④|施策実行

立案した施策を実行に移します。SEO対策は、効果が出るまでに時間がかかる場合があるので、根気強く施策を継続していくことが重要です。

また、施策を実行した後は、定期的に効果を測定し、必要があれば施策内容を見直すことも大切です。

SEO対策は、サイト分析、課題の特定、施策の立案と優先順付け、施策実行という流れで行います。それぞれのステップを丁寧に行うことで、SEO対策の効果を高めることができます。

まとめ

これまで、SEO対策の種類について解説してきました。主に下記の3つに関してです。

  1. 外部施策
  2. 内部施策(テクニカルSEO)
  3. コンテンツ施策(コンテンツSEO)

SEO対策というと、どうしても記事制作を中心としたコンテンツSEOが中心になってしまいます。ただ、外部施策のような、被リンク獲得や内部施策のエンジニアリング的な領域も含めて、SEO対策です。

一皮剥けたSEO担当者になるためにも、外部対策や内部対策についての理解を深めておくことは必須でしょう。

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