【テンプレ付き】SEOレポートの作り方|Looker StudioでGA4・Search Consoleのデータを統合する方法を解説。

SEOレポートで大切なのは、たくさんの数字を載せることではなく、追うべき指標を絞り、次の打ち手が見える形にまとめることです。

本記事では、Search ConsoleとGA4のどのデータを、なぜ、どう見るのかという指標選びを中心に、Looker Studioでのレポートの組み立て方までをわかりやすく解説します。ツールの細かい操作より、何を見て何を判断するかという考え方に重点を置いて整理します。

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  • ☑ KPIサマリ
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GA4・Search Consoleにつなぐだけ/コピーして使えるLooker Studioテンプレート

この記事でわかる内容は、以下のとおりです。

この記事でわかること
  • SEOレポートの目的と、使うデータソースの役割
  • 追うべき指標と、それぞれ「何を見て・どう動くか」
  • レポートの具体的なページ構成
  • GA4とSearch Consoleを組み合わせて見る方法
  • 読まれるレイアウトと、テンプレートの使い方

SEOレポートの目的

SEOレポートとは、検索エンジン経由の集客と成果を定期的に可視化し、次の打ち手を判断するための資料です。単にアクセス数を報告する書類ではありません。データを次の行動につなげることが、本来の役割です。

ツールの画面をそのまま見せるのと、レポートにまとめるのは違います。Search ConsoleやGA4の画面は情報が多すぎて、どこを見ればいいか分かりません。必要な数字だけを取り出し、意味を添えて初めて、判断に使えるレポートになります。

SEOレポートを作る前に、何のために作るのかをはっきりさせます。目的が曖昧だと、指標を詰め込みすぎて読まれないレポートになります。ここでは、3つの目的を押さえます。

この見出しでは、以下の3点を解説します。

SEOレポートの目的
  • 成果を測り、施策の良し悪しを判断する
  • 次の打ち手を見つける
  • 関係者と現状認識をそろえる

目的①|成果を測り、施策の良し悪しを判断する

1つ目の目的は、施策の成果を測ることです。実施したSEO施策が、集客や成果にどうつながったかを数字で確認します。感覚ではなく、データで良し悪しを判断するための土台になります。

たとえば、記事を追加した後にオーガニック流入がどう変わったかを追います。効果があった施策は続け、なかった施策は見直す。この判断を支えるのが、レポートの数字です。測ることなしに、改善はできません。

担当者が取るべき行動は、施策と数字の結びつけです。数字だけを眺めません。どの施策がどの変化を生んだかをひもづけることで、判断の材料になります。

目的②|次の打ち手を見つける

2つ目の目的は、次の打ち手を見つけることです。レポートは、過去の報告で終わってはいけません。データから課題を見つけ、次に何をすべきかを導くための材料です。

たとえば、表示回数は多いのにクリックされていないページが見つかれば、タイトルを見直すという打ち手が見えます。レポートは、こうした気づきの起点になります。次の行動につながらない数字は、載せる意味が薄いといえます。

担当者が押さえるべきは、行動につながる気づきです。現状報告に留めません。数字の裏にある課題と打ち手まで見えるようにすることが、レポートの価値を高めます。

目的③|関係者と現状認識をそろえる

3つ目の目的は、関係者の認識をそろえることです。SEOには、担当者だけでなく、経営層やクライアントなど複数の人が関わります。同じ数字を見ることで、認識のずれを防げます。

同じレポートを見て話せば、成果の解釈や次の優先順位について、共通の土台で議論できます。人によって見る数字が違うと、話がかみ合いません。レポートは、関係者をつなぐ共通言語の役割も担います。

担当者が取るべき行動は、誰が見ても同じ理解になる設計です。専門家だけに分かる形にしません。関係者全員が読めることが、認識をそろえる前提になります。

SEOレポートで使う2大データソースの役割分担

SEOレポートは、主に2つのデータで作ります。Search ConsoleとGA4です。加えて、計測の土台としてGoogleタグマネージャー(GTM)が関わります。それぞれの役割を知ることが、正しいレポートの第一歩です。

各ツールの役割を整理すると、以下のとおりです。

ツール役割分かることSearch Console
GA4
GTM
役割検索での見え方(クリック前)訪問後の行動と成果(クリック後)計測を仕込む土台
分かること表示回数・掲載順位・CTRセッション・エンゲージメント・CVCVなどの計測設定
公式サイトリンクリンクリンクリンク

この見出しでは、以下の3つを解説します。

SEOレポートで使う2大データソースの役割分担
  • ソース①|Search Console
  • ソース②|GA4
  • ソース③|GoogleTagManager

ソース①|Search Console

Search Consoleは、検索結果での「見え方」を教えてくれるツールです。ユーザーがサイトを訪れる前、検索結果の段階で何が起きているかが分かります。クリック前の世界を担当します。

具体的には、どのキーワードで何回表示され、何位に出て、どれだけクリックされたかが分かります。表示回数は多いのにクリックが少ないページを見つければ、タイトル改善の手がかりになります。検索での見え方を測れる、唯一のツールです。

担当者が押さえるべきは、クリック前を測るツールという性質です。訪問後は分かりません。検索での見え方の専用ツールとして、GA4と役割を分けて使います。

ソース②|GA4

GA4は、サイト訪問後の「行動と成果」を教えてくれるツールです。ユーザーがサイトに来てから、どう動き、成果に至ったかが分かります。クリック後の世界を担当します。

具体的には、検索経由のセッション数、エンゲージメント率、そしてCV数やCVRが分かります。どの流入元やページがCVにつながったかを分析できます。成果を測る、中心となるデータソースです。

担当者が取るべき行動は、成果指標の軸に据えることです。流入だけを見ません。GA4で訪問後の行動と成果を追い、SEOを事業の成果につなげます。

ソース③|GoogleTagManager

Googleタグマネージャー(GTM)は、計測を仕込むための土台です。GA4やSearch Consoleが「データを見る」ツールなのに対し、GTMは「データを取れるようにする」役割を担います。

たとえば、問い合わせ完了や資料ダウンロードをCVとして数えるには、GTMで設定します。この計測が正しくないと、GA4に正確なCVが入らず、レポート全体が信用できなくなります。表には出ない、大事な土台です。

担当者が押さえるべきは、計測の正確さが前提という点です。可視化の前に計測です。GTMでCVが正しく取れているかを確認することが、レポートの信頼性を支えます。

SEOレポートで追うべき指標

ここが本記事の中心です。SEOレポートで何の指標を追うかで、レポートの価値が決まります。大事なのは数の多さではなく、それぞれの指標で「何を見て、どう動いたら何を意味するか」を理解することです。

まず前提として、指標は8〜10個に絞ります。すべてを載せると、どこを見るべきか分からなくなります。ある担当者は47個の指標を載せて一度も見られず、8〜10個に絞ったら繰り返し使われるようになったといいます。以下の指標を、意味とセットで押さえます。

階層指標この指標で見ること
可視性表示回数・掲載順位・CTR検索でどれだけ見られ、選ばれているか
流入・行動オーガニックセッション・エンゲージメント率どれだけ来て、どう関与したか
成果CV数・CVR最終的に成果につながったか

この見出しでは、以下の指標を解説します。

SEOレポートで追うべき指標
  • 表示回数|検索での「見られている量」を見る
  • CTR|「表示回数×CTR」で伸びしろを見つける
  • 掲載順位|順位と流入がズレたときに読む
  • オーガニックセッション|指名検索と分けて見る
  • エンゲージメント率|流入の「質」を測る
  • CV数・CVR|成果に直結しているかを見る

表示回数|検索での「見られている量」を見る

表示回数は、検索結果に自社ページが表示された回数です。SEOの一番上流にある指標で、検索でどれだけ見られているかの母数を示します。ここが増えていれば、検索での存在感が広がっています。

見方のポイントは、伸びの傾向です。表示回数が右肩上がりなら、対象キーワードが増えたか、順位が上がって露出が増えています。逆に、表示回数が伸び悩むなら、新しいコンテンツや対策キーワードの拡張が必要というサインです。まず母数を押さえることで、後の指標が読みやすくなります。

担当者が押さえるべきは、母数としての表示回数です。単体で成果とは結びつけません。この後のCTRやクリックを読むための土台として、まず全体の露出量を把握します。

CTR|「表示回数×CTR」で伸びしろを見つける

CTRは、表示回数のうちクリックされた割合です。この指標の真価は、表示回数と掛け合わせて見たときに発揮されます。表示回数×CTRの組み合わせが、改善の伸びしろを教えてくれます。

最も狙い目なのは、表示回数が多いのにCTRが低いページです。すでに検索で見られているのにクリックされていないので、タイトルや説明文を改善するだけでクリックが伸びます。順位を上げるより手早く成果が出る、優先度の高い改善対象です。逆に表示回数が少ないページは、CTRより先に露出を増やす施策が要ります。

担当者が取るべき行動は、表示回数とCTRの掛け合わせでの優先順位づけです。CTR単体で見ません。表示は多いがCTRが低いページから手をつけることが、最短の改善になります。

掲載順位|順位と流入がズレたときに読む

掲載順位は、狙うキーワードで何位に表示されているかです。ただし、順位だけを追うのは危険です。大事なのは、順位の変化と流入の変化を合わせて読むことです。

たとえば、順位が上がったのに流入が増えないことがあります。これは、上がったキーワードの検索数が少ないか、上位でもCTRが低いことを示します。逆に、順位は横ばいなのに流入が増えたら、表示されるキーワードの幅が広がった可能性があります。順位は、流入とセットで初めて意味を持ちます。

担当者が押さえるべきは、順位と流入のズレの読み解きです。順位単体で一喜一憂しません。両者の動きを照らし合わせることで、実際の集客への影響が分かります。

オーガニックセッション|指名検索と分けて見る

オーガニックセッションは、検索経由の訪問回数です。SEOの成果を測る基本の流入指標ですが、そのまま総量を見るだけでは不十分です。指名検索とそれ以外を分けて見ることが重要です。

指名検索とは、ブランド名や社名を含む検索です。この流入は、SEO施策というより、認知や広報の成果に近いものです。一方、指名以外(一般キーワード)の流入こそ、SEOで新しく獲得した集客力を示します。両者を混ぜて見ると、SEOの実力を見誤ります。分けて追うことで、施策の効果を正しく評価できます。

担当者が取るべき行動は、指名と非指名の切り分けです。総量だけを見ません。一般キーワード経由の流入の伸びを、SEOの成果として追います。

エンゲージメント率|流入の「質」を測る

エンゲージメント率は、意味のある関与があった訪問の割合です。GA4では、一定時間以上の滞在、CVの発生、複数ページの閲覧のいずれかを満たした訪問を指します。流入の量ではなく、質を測る指標です。

流入が増えても、エンゲージメント率が低ければ、コンテンツと検索意図がずれている疑いがあります。たとえば、流入は多いのにすぐ離脱されるページは、期待した内容と違ったと考えられます。量を追うと同時に、この質の指標を見ることで、中身の伴った集客ができているかが分かります。

担当者が押さえるべきは、量と質の両面での評価です。セッション数だけで満足しません。エンゲージメント率を合わせて見ることで、流入の中身まで判断できます。

CV数・CVR|成果に直結しているかを見る

CV数とCVRは、SEOが事業にどう貢献したかを示す、最も重要な指標です。CV数は成果の件数、CVRは流入のうち成果に至った割合です。集客が、最終的な成果に結びついたかを表します。

見方のポイントは、流入とCVを結びつけることです。流入は多いのにCVが少ないページは、コンテンツと商材が合っていないか、導線に問題があります。逆に、流入は少なくてもCVRが高いページは、さらに流入を集める価値があります。なお、CVRは分母をセッションにするかユーザーにするかで数字が変わるため、レポート内で定義をそろえておきます。

担当者が取るべき行動は、成果を軸にした優先順位づけです。流入量だけで判断しません。CVにつながる流入かどうかで、注力すべきページを見極めます。

SEOレポートのページ構成

追う指標が決まったら、ページ構成を考えます。1ページに詰め込まず、目的ごとにページを分けるのが基本です。ここでは、標準的な4つのページを、具体的な中身とともに解説します。

この見出しでは、以下の4つのページを解説します。

SEOレポートのページ構成
  • ページ①|KPIサマリ(主要指標を1画面で)
  • ページ②|流入元 × CV
  • ページ③|ランディングページ × CV
  • ページ④|デバイス・ブラウザ別

ページ①|KPIサマリ(主要指標を1画面で)

最初のページは、KPIサマリです。表示回数・流入・CVといった主要指標を、当月・前月・前年同月で並べ、1画面にまとめます。レポートの全体像を、最初のページでつかめるようにします。

ここでは、前月比や前年同月比を添えるのがポイントです。単月の数字だけでは、良いのか悪いのか判断できません。比較があることで、伸びているのか落ちているのかが一目で分かります。細かい分析は次のページに任せ、ここでは全体の健康状態を示すことに徹します。

担当者が押さえるべきは、比較を添えることです。単月の数字だけを並べません。前月・前年と比べる形にすることで、変化が読み取れるサマリになります。

ページ②|流入元キーワード(SearchConsole)

2つ目のページは、流入元とCVの掛け合わせです。どの流入元から、どれだけCVが生まれたかを示します。集客チャネルごとの成果を、比較できるようにします。

見るべきは、流入量とCVのバランスです。流入は多いのにCVが少ないチャネルは、質に課題があります。逆に、流入は少なくてもCVが多いチャネルは、投資を増やす価値があります。オーガニック検索が他チャネルと比べてどうかを見ることで、SEOの位置づけも分かります。

担当者が取るべき行動は、量とCVの両面での比較です。流入量だけを見ません。チャネルごとに成果への貢献を見ることで、注力先が定まります。

ページ③|ランディングページ × CV(GA4)

3つ目のページは、ランディングページとCVの掛け合わせです。どのページに着地したユーザーが、どれだけCVに至ったかを示します。成果につながるページを特定できます。

ここで浮かび上がるのが、改善すべきページです。流入は多いのにCVが少ないページは、内容は良くても導線やオファーに問題があるかもしれません。逆に、CVの多いページは、さらに流入を集める価値があります。ページ単位で成果を見ることで、具体的な打ち手が見えてきます。

担当者が押さえるべきは、ページ単位での成果把握です。サイト全体だけを見ません。ページごとにCVを見ることで、改善対象と強化対象が明確になります。

ページ④|デバイス・ブラウザ別

4つ目のページは、デバイス・ブラウザ別の分析です。PCとスマホなど、デバイスごとに流入と成果を比べます。デバイス間でのCVの偏りを読み取ります。

たとえば、スマホは流入が多いのにCVが少ない、という偏りがよく見られます。これは、スマホでの表示や入力フォームに使いにくさがある可能性を示します。デバイスごとに流入と成果を並べて見ることで、こうした改善の糸口が見つかります。

担当者が取るべき行動は、デバイス間の比較です。全体をまとめて見ません。デバイスごとに流入と成果を比べることで、環境ごとの課題が見えます。

GA4とSearch Consoleを組み合わせて見る

SEOレポートの醍醐味は、Search ConsoleとGA4を組み合わせて見られることです。検索での見え方と、訪問後の成果を、つなげて把握できます。ここでは、組み合わせると何が分かるのかを解説します。

この見出しでは、以下の2点を解説します。

GA4とSearch Consoleを組み合わせて見る
  • 組み合わせると「検索から成果まで」が一気通貫で見える
  • ページ単位でつなぐと改善対象が明確になる

組み合わせると「検索から成果まで」が一気通貫で見える

2つを組み合わせる最大の利点は、検索から成果までを一本の線で見られることです。Search Consoleは検索での見え方まで、GA4は訪問後の成果を担当します。つなぐことで、その間が埋まります。

片方だけでは、判断材料が半分です。Search Consoleだけでは、クリックの先で成果が出たか分かりません。GA4だけでは、検索でどう見られているか分かりません。両方を並べることで、「検索で見られ、クリックされ、成果につながったか」という流れ全体を追えます。

担当者が押さえるべきは、2つの補完関係です。どちらか一方に頼りません。組み合わせることで、集客から成果までの全体像にもとづいて判断できます。

ページ単位でつなぐと改善対象が明確になる

特に有効なのが、ページ単位で2つのデータをつなぐことです。同じページについて、Search Consoleの表示回数・CTRと、GA4のCV数を並べて見ます。すると、どこに手を打つべきかが明確になります。

たとえば、表示回数が多くCVも多いページは、最優先で守り、伸ばすべき対象です。表示回数は多いのにCVが少ないページは、集客はできているので、ページ内の改善で成果が伸びる可能性があります。このように、検索側と成果側を突き合わせることで、優先順位がはっきりします。

担当者が取るべき行動は、検索側と成果側の突き合わせです。別々に見ません。ページ単位で両者を並べることで、改善の優先順位が見えてきます。

テンプレートを使ったSEOレポートの作り方

ゼロから作るのが難しければ、配布されているテンプレートを使う方法があります。Looker Studioには、SEOレポートのテンプレートが公開されており、コピーして自社のデータにつなぐだけで使えます。ここでは、その手順を解説します。

あわせて、当サイトが配布するSEOレポートのテンプレートを使えば、コピーして自社のGA4・Search Consoleにつなぐだけで、この記事の構成をそのまま再現できます。

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SEO数値実績レポート テンプレート(全8ページ)
テンプレートの中身(全8ページ)
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  • ☑ 流入経路別
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GA4・Search Consoleにつなぐだけ/コピーして使えるLooker Studioテンプレート

この見出しでは、以下の4ステップを解説します。

テンプレートを使ったSEOレポートの作り方
  • STEP①|テンプレートをコピーする
  • STEP②|自社のGA4・Search Consoleを接続する
  • STEP③|データソースを差し替える
  • STEP④|期間・対象を自社用に調整する

STEP①|テンプレートをコピーする

最初のステップは、テンプレートのコピーです。Looker Studioのテンプレートギャラリーや、各社が配布するSEOレポートテンプレートから、目的に合うものを選びます。コピーを作成すれば、自分の編集できるレポートになります。

テンプレートを選ぶ際は、GA4とSearch Consoleの両方に対応しているかを確認します。用途に合わないものを選ぶと、後から作り直しになります。まずは全体の構成が近いものを選ぶことが、時短の第一歩です。

担当者が押さえるべきは、目的に合うテンプレート選びです。見た目だけで選びません。必要なデータソースに対応しているかを、最初に確認します。

STEP②|自社のGA4・Search Consoleを接続する

次のステップは、自社データの接続です。コピーしたテンプレートに、自社のGA4プロパティとSearch Consoleを接続します。Looker Studioの画面から、公式のコネクタを選んで認証するだけで接続できます。

接続時には、対象のプロパティやサイトを間違えないよう注意します。複数のサイトを管理している場合、別のプロパティにつないでしまうミスが起きがちです。正しいデータ源につながっているかを、最初に確認しておきます。

担当者が取るべき行動は、接続対象の確認です。自動で任せきりにしません。正しいプロパティ・サイトにつながっているかを、目視で確かめます。

STEP③|データソースを差し替える

3つ目のステップは、データソースの差し替えです。テンプレートは、作成者のサンプルデータにつながっています。これを、STEP②で接続した自社のデータソースに差し替えます。

差し替え後は、各チャートが正しく表示されているかを確認します。テンプレートによっては、指標名の違いなどで一部の表示が崩れることがあります。おかしな箇所があれば、その項目だけ手直しします。ここを確認せずに公開すると、誤った数字を共有してしまいます。

担当者が押さえるべきは、差し替え後の表示確認です。つないで終わりにしません。全ページのチャートが正しく出ているかを、ひととおり確認します。

STEP④|期間・対象を自社用に調整する

最後のステップは、自社用の調整です。期間の初期設定を自社の運用に合わせ、必要ならオーガニックのみに絞るなど、対象範囲を整えます。これで、自社専用のレポートが完成します。

あわせて、ロゴやレポート名、不要なページの削除など、体裁も整えます。テンプレートのままだと、他社の名残が残っていることがあります。自社やクライアント向けに仕上げることで、そのまま共有できるレポートになります。

担当者が取るべき行動は、自社仕様への仕上げです。テンプレートのまま使いません。期間・対象・体裁を整えることで、実用的なレポートになります。

まとめ|SEOレポートは「数字を見せる」から「示唆を出す」へ

SEOレポートで大切なのは、たくさんの数字を載せることではなく、追うべき指標を絞り、その意味を読み取ることです。Search Consoleで検索での見え方を、GA4で訪問後の成果を捉え、両者を組み合わせることで、検索から成果までの流れが見えてきます。

指標は、それぞれ「何を見て、どう動いたら何を意味するか」を理解して追います。表示回数×CTRで伸びしろを探し、順位は流入とセットで読み、指名検索と一般検索を分け、流入はエンゲージメント率で質まで見る。こうした読み方が、数字を示唆に変えます。

特に意識したいのは、以下の3点です。

  • 指標は8〜10個に絞り、意味とセットで追う
  • GSCとGA4を組み合わせ、検索から成果まで見る
  • 1ページ1問いで、読まれるレイアウトにする

SEOレポートの本当の価値は、数字を見せることではなく、次の一手を示すことにあります。ツールの操作に習熟するより、何を見て何を判断するかの設計に時間をかけることが、成果につながるレポートへの近道です。

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