LP(ランディングページ)のSEO対策では、単にページへキーワードを追加するだけでは成果につながりません。
CVを目的とするLPは、記事コンテンツと比較して、情報量の追加・改修や被リンク獲得にかかる工数が大きくなりやすいため、制作前の段階からコンテンツ設計・内部リンク設計・外部リンク施策を一体で検討する必要があります。

実際に弊社でも、「SEO記事制作」や「記事制作代行」などのキーワードにおいて、自社LP(ランディングページ)で検索順位1位を獲得した実績があります。

本記事では、弊社が実際に取り組んだ施策をもとに、LPでSEO成果を出すための具体的なノウハウを共有いたします。
- LPのSEO対策の基本
- 上位表示を狙えるLPの種類
- LPで実施すべきSEO施策
- 内部リンク・外部リンクの設計方法
- SEO対策時に注意すべきポイント
LP(ランディングページ)のSEO対策の概要
LP(ランディングページ)のSEO対策とは?
LPのSEO対策とは、検索エンジン経由でLPに自然流入を生み出すための施策全般を指します。広告費を投下せずに検索エンジン経由の見込み客を獲得できる点が、最大の魅力といえます。
LPのSEO対策では、検索ユーザーの意図を踏まえたコンテンツ設計や、内部リンク・外部リンクの設計が重要です。1ページ完結型のLPであっても、Googleなどの検索エンジンから評価されれば、継続的な集客導線として機能します。

ただし、LPはコンバージョン獲得を最優先に設計されるページであるため、SEO対策と両立させるには、制作段階からの工夫が欠かせません。特にLPは、SEO記事と比べて公開後の情報追加や構成変更の自由度が低く、内部リンク・外部リンク施策にも制約が生じやすい傾向があります。
そのため、広告経由と自然検索の双方からの流入を見据え、コンバージョン率を損なわずに検索エンジンにも評価される、戦略的なページ設計が求められます。
上位表示できるLPの種類
SEOで上位表示を狙えるLPは、用途によって大きく2種類に分類されます。それぞれ目的や設計思想が異なるため、自社の状況に合わせた選択が重要です。
主な種類は「広告用LP」と「サービス・商品LP」の2つに分かれます。以下、それぞれの特徴を解説します。
| 項目 | 広告用LP![]() | サービス・商品LP![]() |
|---|---|---|
| 目的 | 広告流入からのCV獲得 | 自社サービス・商品の訴求 |
| SEOとの相性 | △ | ◎ |
| 特徴 | CVR重視の設計になりやすい | 関連キーワードで上位表示を 狙いやすい |
| 注意点 | SEO向けにするには、 テキスト量や構造の見直しが必要 | 被リンクを受けにくいため、 外部施策も重要 |
1. 広告用LP
広告用LPは、リスティング広告やSNS広告からの流入を受ける目的で制作されるページです。本来はCVR最大化を重視した設計のため、SEOとの相性は良くありません。
ただ、しっかり画像中心ではなく、しっかりテキスト中心でコーディングをして対策をすれば上位表示をさせることは可能です。
ただし、SEO観点での改修が前提となるため、設計時点でSEOを意識していない場合は大規模な見直しが発生します。事前にSEO要件を組み込んだ設計が、望ましい選択肢となります。
2. サービス・商品LP
サービス・商品LPとは、自社サービスや商品の魅力・特徴を訴求することを目的としたページです。主に、サービスサイトやコーポレートサイト内の1ページとして構築されます。
検索ユーザーが情報収集段階で訪れる前提でコンテンツを構築すれば、商材名や関連キーワードでの上位表示を狙えます。
中長期視点で集客基盤を構築したい企業にとって、最適な選択肢の1つといえます。設計の自由度も高く、ブランディングとの両立も実現可能です。サイトから引用を受けにくい構造になっています。被リンク獲得には、戦略的な施策が欠かせません。
LPを上位表示させるメリット

LPをSEOで上位表示させると、広告経由とは異なる質の高い流入を獲得できます。自然検索からのユーザーは、自発的な情報収集行動の結果として訪問しているため、購買意欲が高い傾向にあります。
LPを上位表示させる主なメリットは下記の2つです。
- 記事に比べてCVRが高い
- 比較検討層への認知獲得
メリット①|記事に比べてCVRが高い
LPを検索結果で上位表示させると、記事コンテンツと比較してCVR(コンバージョン率)が高くなる傾向にあります。理由として、記事と比較してCVに特化した設計になるためです。
記事の場合、比較検討層向けの内容であっても、主な目的は情報収集であるため、CVRは低くなりがちです。一方、LPは商品やサービスの説明と申込導線が直結しているため、訪問から成約までの距離が近い構造になっています。
そのため、記事コンテンツと比べて、自然と成約率が高まりやすい傾向にあります。また、検索エンジン経由で流入するユーザーは、自ら課題解決やサービス検討を行っている能動的なユーザーであるため、適切な訴求設計ができていれば、より高いCVRが期待できます。
メリット②|比較検討層への認知獲得
LPのSEO対策は、比較検討層への効率的な認知獲得につながります。比較検討層とは、購入候補を複数のサービスから絞り込んでいる段階のユーザーを指します。
「商材名 比較」「サービス名 評判」といった検討段階のキーワードで上位表示できれば、購買意欲の高いユーザーへ直接アプローチ可能です。広告では競合が多く獲得単価が高騰しがちな領域でも、SEOであれば中長期的に低コストで露出を維持できます。
また、自然検索枠への掲載はユーザーからの信頼性が高く、広告経由よりも好印象を持たれやすい点が利点です。ブランド認知と成果の両立を実現できる、費用対効果に優れた施策といえます。
LP(ランディングページ)のSEO施策

LPでSEO評価を獲得するには、複数の施策を組み合わせた戦略的なアプローチが欠かせません。記事コンテンツとは異なる制約の中で、検索エンジンとユーザー双方からの評価を獲得していきます。
LPのSEO施策で押さえるべき要点は下記の3つです。
- コンテンツ設計・構築
- 内部リンク設計・構築
- 被リンク獲得
- 引用(≒サイテーション)獲得
施策①|コンテンツ設計・構築
LPのSEO施策の出発点は、検索意図に応えるコンテンツ設計です。Googleは、ユーザーの検索意図を満たすページを評価するため、対策キーワードの背景にあるニーズを的確に捉える必要があります。
具体的には、上位表示を狙うキーワードの検索結果を分析し、ユーザーが知りたい情報や解決したい課題を洗い出しましょう。そのうえで、LPの構成に「課題提起」「解決策」「サービス説明」「申込導線」を自然な流れで盛り込むことが重要です。

ただし、SEOを意識しすぎて情報量を過度に増やすと、ユーザー行動が悪化し、かえって評価されにくくなる可能性があります。そのため、検索意図を満たしつつ、CV導線や読みやすさを損なわない設計が重要です。
施策②|内部リンク設計・構築
内部リンク設計は、LPへSEO評価を集約させる重要な施策です。サイト内の他ページからLPへ適切にリンクを張ることで、検索エンジンへ「重要なページ」というシグナルを送信できます。
設計時には、サイト全体のリンク構造を俯瞰した上で、LPへの導線を戦略的に組み立てる視点が欠かせません。関連するブログ記事や事例ページから、自然な文脈でLPへ誘導する流れを構築する手法が効果的です。
リンクのアンカーテキストには、上位表示を狙うキーワードを含めましょう。

ただし、過度な最適化はペナルティの対象となる懸念があるため、自然な日本語表現を心がけるべきです。具体的なリンクの設置箇所については、後段で詳しく解説していきます。
施策③|被リンク獲得
被リンク獲得は、LPのSEO対策において最も難易度の高い施策といえます。外部サイトからの自然なリンクは、検索エンジンにとってページの信頼性を測る重要な指標です。

LPは情報網羅性よりもCV導線を重視する性質上、外部から自発的にリンクされる機会が限られます。そのため、戦略的な被リンク獲得施策の実施が欠かせません。
主なアプローチは下記の3つです。
- おすすめ記事や紹介記事への掲載依頼
- 比較サイトやランキングサイトへの登録
- アフィリエイト広告経由でのリンク獲得
ただし、リンクの「質」が「量」よりも重視される点には注意しましょう。スパム性の高いサイトからの大量被リンクは、逆にペナルティのリスクを高めます。信頼性のあるサイトからの獲得を優先するべきです。
施策④|引用(≒サイテーション)獲得
LPのSEO対策では、外部サイトやメディア、SNSなどで自社サービス・商品について言及される引用・サイテーションの獲得も重要です。
特にLPはSEO記事と比べてコンテンツ量や内部リンクを増やしにくいため、外部からの言及によってサービスの認知度や信頼性を補強することが求められます。サイテーションについては被リンク獲得の際にアンカーテキストを意識することで増やすことも可能です。
社名・サービス名・商品名が第三者の文脈で紹介されることで、検索エンジンに対してブランドの実在性や関連性を伝えやすくなります。ただし、不自然な掲載依頼ではなく、導入事例・プレスリリース・比較記事・専門メディアでの紹介など、自然な文脈で言及を増やすことが重要です。
SEO対策を意識したLP(ランディングページ)の設計手順

LPでSEO効果を最大化するには、設計段階から戦略的にステップを踏む必要があります。場当たり的な制作では、SEO評価とCV獲得の両立は困難となります。LP設計の手順は下記の6ステップです。
- 獲得を目指すキーワードを決定する
- 見出しタグの構成を整える
- ライティングを実施する
- デザインカンプを制作する
- コーディングをする
- 内部リンクを設置する
STEP①|獲得を目指すキーワードを決定する
LP制作の最初のステップは、上位表示を狙うキーワードの決定です。キーワード選定を誤ると、その後の施策がすべて的外れな結果になりかねません。
選定時には、月間検索ボリューム、検索意図、競合の強さの3点を総合的に評価しましょう。LPの場合、購買意欲の高い「商材名」「カテゴリ名 比較」「課題ワード 解決方法」などのキーワードが適しています。
ボリュームが大きすぎるビッグワードは競合が強く、上位表示に時間とコストがかかります。一方、ニッチすぎるキーワードは流入数が少なくCV獲得も困難です。月間検索数1,000〜10,000程度のミドルワードを起点に選定するのが現実的な選択肢といえます。
STEP②|見出しタグの構成を整える
キーワード決定後は、SEO評価を高める見出しタグの構成を組み立てます。LPの見出し構造は、検索エンジンにページ内容を正確に伝える役割を担う重要な要素です。
各見出しタグの役割は下記の通りです。
| タグ | 役割 |
|---|---|
| h1 | ページタイトルでメインキーワードを配置 |
| h2 | 大セクションの区切りで関連キーワードを活用 |
| h3 | 詳細セクションで補助キーワードを盛り込む |
見出しタグは、階層構造を守る点が何よりも重要となります。h1の次に突然h3を使うなど、階層を飛ばす設計は検索エンジンの理解を妨げる原因です。また、デザイン上の見た目だけで見出しタグを選ばず、論理的な情報構造に沿って配置するべきです。
STEP③|ライティングを実施する
構成が固まったら、SEOを意識したライティング作業に移ります。検索ユーザーの疑問や悩みに的確に応える文章を、論理的な流れで書き上げる作業が求められます。ライティング時に意識すべきポイントは下記の3つです。
- 検索キーワードを自然な文脈で本文に含める
- 結論を先に述べるPREP法で構成する
- 専門用語は分かりやすい表現に言い換える
特にLPでは、訪問ユーザーが短時間で情報を判断する傾向にあるため、冗長な表現は避けるべきです。1文を短く、要点を明確に伝える文章を心がけましょう。
また、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を意識した内容が、Googleの評価向上につながります。実体験や独自データの掲載が効果的な手法です。
STEP④|デザインカンプ制作
ライティングと並行して、デザインカンプの制作を進めます。デザインはユーザー体験とSEOの両方に影響を与えるため、戦略的な設計が欠かせません。
SEOに配慮したデザインで意識すべき点は下記の3つです。
- 重要なコンテンツをファーストビュー内に配置する
- 文字と背景に十分なコントラストを設ける
- モバイル表示でも視認性が損なわれない設計にする
特にモバイル対応は、Googleのモバイルファーストインデックス導入以降、SEO評価に直結する要素となっています。スマートフォン画面での表示崩れや読みにくさは、検索順位を大きく下げる原因です。
また、画像の多用はページ表示速度の低下を招きます。装飾的な要素は最小限に抑え、テキスト中心の構成を意識しましょう。
STEP⑤|コーディングをする
デザインカンプが完成したら、コーディング作業に進みます。コーディングの品質は、SEO評価とユーザー体験の両面に直結する重要な工程です。
SEO観点で重要なコーディング項目は下記の3つです。
- 表示速度向上のための画像最適化やコード圧縮を行う
- 構造化データを記述して検索結果での表示を最適化する
- 適切なメタタグやaltタグを設定して情報を補完する
ページ表示速度は、Googleの検索順位決定要因の1つです。Core Web Vitalsの基準値を満たすコーディングを心がけましょう。
また、構造化データの実装により、検索結果でリッチリザルトを表示できる可能性が高まります。リッチリザルト表示はクリック率の向上に貢献するため、流入数増加にも寄与します。
STEP⑥|内部リンクを設置する
LPが完成したら、サイト内の関連ページから内部リンクを設置します。内部リンクは、検索エンジンへのページ重要度のシグナルとして機能する重要な要素です。
設置時のポイントは下記の3つです。
- 関連性の高い記事やページからリンクを張る
- アンカーテキストにキーワードを自然に含める
- リンク先のページ内容と文脈を一致させる
闇雲にリンクを増やすのではなく、ユーザーの行動導線として違和感のない位置に配置しましょう。質の低いリンクの大量設置は、逆にSEO評価を下げる要因となります。
なお、内部リンクの効果は設置後すぐには現れません。Googleのクロールと再評価には時間がかかるため、中長期視点で効果を測定するべきです。
LPへの外部リンク獲得の方法
LPへの外部リンク(被リンク)獲得は、SEO評価を高める上で避けて通れない施策です。記事のように自然な被リンクを集めにくいLPでは、戦略的なアプローチが欠かせません。
LPへの外部リンクを獲得する方法は、下記の3つです。
- おすすめ記事への掲載
- 比較サイトへの掲載
- アフィリエイト広告の着地先にする
方法①|おすすめ記事への掲載
おすすめ記事への掲載は、関連分野のメディアやブログで自社LPを紹介してもらう手法です。ユーザーが情報収集している段階でLPへ自然に誘導できるため、質の高い流入を期待できます。
掲載依頼の進め方として、まずターゲットキーワードで上位表示している記事を洗い出します。次に、サイト運営者へ自社サービスの価値を伝えるメールを送り、紹介の可能性を打診しましょう。
ただし、一方的な掲載依頼は嫌悪感を抱かれる懸念もあります。相手サイトの読者にとって価値ある情報提供を前提とした提案が、成功率を高める鍵となります。共同コンテンツの企画や独自データの提供など、相手側のメリットを明示するべきです。
方法②|比較サイトへの掲載
比較サイトへの掲載は、複数のサービスを比較検討しているユーザーに対して、LPへの接点を増やすための施策です。各業界には、サービス比較やおすすめ紹介を行うメディアが存在するため、商材との相性が良い媒体があれば、掲載を検討するとよいでしょう。
特に、比較サイトは購買意欲の高いユーザーが閲覧しているケースも多く、LPへの流入やリード獲得につながる可能性があります。
ただし、必ずしも有料掲載が必要なわけではありません。費用対効果を見極めたうえで、比較サイト経由でのリード獲得を狙う場合に、掲載を検討するのがおすすめです。
方法③|アフィリエイト広告の着地先にする
アフィリエイト広告の着地先にLPを設定する方法は、効率的な被リンク獲得につながります。アフィリエイターが自身のメディアで紹介する際に、LPへのリンクが自然に生成される仕組みです。
ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)に案件を登録すると、複数のアフィリエイターから一斉に紹介される可能性が高まります。成果報酬型のため、初期費用を抑えながら被リンクとCV獲得を同時に狙える点が魅力です。
アフィリエイトリンクには通常「nofollow」属性が付与されるケースが多く、SEO評価への直接的な貢献は限定的と言われていますが、弊社の経験上、アフィリエイトサイトに掲載をやりきってるサイトはSEOに強い傾向があります。理由としては、サイテーション獲得による効果が大きいと弊社は考えております。
LPと内部リンクで設置すべき箇所
LPへの内部リンクは、設置場所によって得られるSEO効果が大きく変わります。やみくもにリンクを増やすのではなく、戦略的な配置で効果を最大化する視点が重要です。LPへの内部リンクを設置すべき箇所は、下記の3つです。
- 記事
- グローバルナビ・フッターリンク
- サイドバー
コツ①|記事
LP関連の内部リンクで最も重要な設置場所が、記事コンテンツ内です。記事はユーザーが能動的に情報を読み進める性質を持つため、LPへの誘導効果が高い特性があります。
特に、LPに内部リンクを遷移するためには、アンカーテキストにLPで狙いたいキーワードをしっかり盛り込むようにしましょう。
また、リンクのアンカーテキストには、LPで上位表示を狙うキーワードを自然な形で含めましょう。記事内の複数箇所にリンクを設置する場合は、アンカーテキストを変化させ、過度な最適化と判断されないよう注意するべきです。
コツ②|グローバルナビ・フッターリンク
グローバルナビゲーションとフッターリンクは、サイト内のすべてのページから設置できる強力な内部リンクです。Googleはサイト全体に共通配置されたリンクを、重要なページのシグナルとして認識します。
| グローバルナビ | フッター | サイドバー |
|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
そのため、LPへのリンクを盛り込むことで土台となる内部リンク構造を構築することが出来ます。
設置のポイントは下記の2点です。
- TOPページから必ずリンクされるようにする
- アンカーテキストにキーワードを盛り込む
- クリックしたくなるようなデザイン上の工夫
LPで上位表示を獲得できていない企業様からご相談をいただく際、グローバルナビゲーションやフッターからLPへのリンクを設置できていないケースが多く見受けられます。
また、ナビゲーション内のテキストも検索エンジンの認識対象になります。そのため、「サービス」のような汎用的な表現ではなく、対策キーワードを含めた具体的な表現を選ぶことが重要です。
コツ③|パンくずリスト
LPにSEO対策を行う際は、パンくずリストの設置も重要です。パンくずリストは、ユーザーが現在どの階層のページを見ているのかを把握しやすくするだけでなく、検索エンジンにサイト構造を伝える役割もあります。

特にLPは、広告や検索流入を前提に単独ページとして作られることが多く、サイト内で孤立しやすい傾向があります。そのため、TOPページや関連カテゴリページとつながるパンくずリストを設置することで、内部リンク構造を強化できます。
また、検索エンジンがページの位置づけを理解しやすくなるため、関連キーワードとの文脈整理にもつながります。LP単体で完結させるのではなく、サイト全体の一部として認識される設計を意識しましょう。
LPへのSEO対策における注意点
LPのSEO対策を進める上で、押さえておくべき注意点がいくつか存在します。注意点を見落とすと、施策の効果が大幅に減少する可能性が高まります。
LPへのSEO対策における注意点は、下記の5つです。
- 広告用LPとSEO用LPの役割を分ける
- SEO評価を受けやすいサイト構造にする
- 検索意図と独自性を満たすコンテンツを設計する
- UI/UXとSEOを両立したページ設計にする
- HTML・メタ情報をSEO向けに最適化する
注意点①|広告用LPとSEO用LPの役割を分ける
LPを運用する際は、広告用LPとSEO用LPでURLを分けて管理しましょう。広告流入と検索エンジン経由の流入広告用LPとSEO用LPでは、ユーザーの温度感や改善すべき指標が異なります。
1つのLPで両方を兼ねようとすると、CVR改善とSEO評価向上の方針が衝突し、どちらの成果も最大化しにくくなる可能性があります。そのため、広告用LPとSEO用LPは、目的別にURLを分けて運用するのがおすすめです。
| 項目 | 広告用LP![]() | SEO用LP![]() |
|---|---|---|
| 主目的 | 即時のCV獲得 | 自然流入・認知獲得 |
| 流入経路 | 広告クリック | 検索結果 |
| 情報量 | 簡潔 | 詳細・網羅的 |
| 重視指標 | ・CVR ・広告費用対効果 | ・検索意図 ・コンテンツ量 ・内部リンク |
広告用LPでは、広告から流入したユーザーを短い導線でCVにつなげることが重視されます。一方、SEO用LPでは、検索意図を満たす情報量や内部リンク設計、検索エンジンに評価されやすいコンテンツ構成が重要です。
また、広告用LPについては、基本的にnoindex対応を行いましょう。広告用LPとSEO用LPは内容が重複しやすく、両方がインデックスされると検索エンジンからの評価が分散するリスクがあります。SEOで上位表示を狙うページを明確にするためにも、広告用LPは検索結果に表示させない設計にしておくことが大切です。
注意点②|SEO評価を受けやすいサイト構造にする
LPを単体で運用するのではなく、サイト全体の構造内に適切に配置する設計が重要です。検索エンジンは、サイト全体のテーマ性とページ間の関連性からSEO評価を判断します。理想的なサイト構造のポイントは下記の3つです。
- 関連性の高いコンテンツをグループ化して階層を整える
- LPからトップページまで3クリック以内で到達できる導線にする
- パンくずリストで現在地と階層関係を明示する
特にディレクトリ構造は、検索エンジンへのページ重要度の伝達手段として機能します。LPを深い階層に置くと評価が伝わりにくくなるため、トップから近い位置への配置が望ましい選択肢です。
また、関連ページ群でトピッククラスタを形成すると、サイト全体の専門性が高まります。LPもこのクラスタの一部として位置付ける設計が効果的です。
注意点③|検索意図と独自性を満たすコンテンツを設計する
検索意図への合致と独自性の両立は、上位表示を実現する2大要素です。どちらか一方が欠けると、Googleからの評価が伸び悩む傾向があります。
検索意図を満たすには、上位表示中の競合ページを徹底的に分析する作業が出発点となります。ユーザーが知りたい情報、解決したい課題を網羅的に把握した上で、LPに反映していきましょう。
ただし、競合と同じ内容を並べるだけでは独自性が生まれません。自社ならではの強み、独自データ、実体験に基づく知見など、他社が提供できない価値を盛り込む工夫が求められます。
注意点④|UI/UXとSEOを両立したページ設計にする
優れたUI/UXは、ユーザー満足度の向上を通じてSEO評価にも好影響を与えます。Googleはユーザーがページに滞在し、価値を感じている指標を重視するためです。
Google のコア ランキング システムは、優れたページ エクスペリエンスを提供するコンテンツを高く評価するように設計されています。
引用:ページ エクスペリエンスと Google 検索結果への影響 | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
UI/UXとSEOを両立する設計のポイントを3つ紹介します。
- ページ表示速度を改善し離脱率を低減する
- ファーストビューでユーザーの意図と一致する情報を提示する
- スマートフォンでの操作性を最優先で考慮する
特に表示速度は、Core Web Vitalsとして検索順位の決定要因に組み込まれている重要指標です。画像の最適化、不要なJavaScriptの削減、サーバーの応答速度向上などの施策で、表示速度を改善していきましょう。
また、CV導線とSEOコンテンツの配置バランスも重要となります。SEOを意識した詳細情報はページ下部に配置し、ファーストビューにはCVを促す要素を優先するべきです。
注意点⑤|HTML・メタ情報をSEO向けに最適化する
HTMLの記述方法とメタ情報の設定は、検索エンジンへのページ情報の伝達精度を左右します。技術的なSEO対策の基本でありながら、見落とされやすいポイントとなります。
最適化すべきメタ情報は下記の通りです。
| 要素 | 最適化のポイント |
|---|---|
| titleタグ | メインキーワードを冒頭に配置する |
| meta descriptionタグ | 検索結果に表示される説明文を魅力的に記述する |
| 構造化データ | 検索エンジンが理解しやすい形式で記述する |
特にtitleタグは、検索順位とクリック率の双方に影響を与える最重要要素です。32文字前後で、キーワードと訴求軸を明確に組み込んだ表現を心がけましょう。
また、h1〜h6の見出しタグも論理的な階層構造で記述するべきです。検索エンジンは見出しタグからページの主題を把握するため、適切な配置が評価向上に直結します。
まとめ|LPのSEO対策は「CV導線」と「検索評価」の両立が重要
LP(ランディングページ)のSEO対策は、自然検索から見込み客を集め、LP上でそのままCV獲得につなげるための有効な施策です。広告費に依存せず、継続的な集客導線を構築できる点は大きなメリットといえます。
一方で、LPは記事コンテンツと比べてSEO対策の難易度が高いページでもあります。1ページ完結型で情報量を増やしにくく、デザインやコーディングの改修工数も大きいため、後からSEO要素を追加しようとすると大幅な見直しが必要になるケースも少なくありません。
LPでSEO効果を高めるには、下記のような施策を総合的に実施する必要があります。
- 検索意図に合ったコンテンツ設計を行う
- hタグやtitleタグなどHTML構造を最適化する
- 関連記事やナビゲーションから内部リンクを設置する
- おすすめ記事や比較サイトなどから外部リンクを獲得する
- UI/UXと表示速度を改善し、ユーザー体験を高める
特に重要なのは、広告用LPとSEO用LPの役割を分けて考えることです。広告用LPは即時のCV獲得に特化し、SEO用LPは検索意図を満たす情報設計と自然流入の獲得を重視する必要があります。両者を無理に1つのページで兼ねようとすると、CVRもSEO評価も中途半端になる可能性があります。
LPのSEO対策を成功させるには、制作前のキーワード選定、構成設計、ライティング、デザイン、コーディング、内部リンク設計までを一貫して設計することが欠かせません。短期的な成果だけでなく、中長期的な集客資産としてLPを育てる視点を持ちましょう。







