リンク(ハイパーリンク)とは?|種類やURLとの違いやSEOに関連する用語を徹底解説。

テクニカルSEO

リンクとは、ハイパーリンクとも呼ばれ、ウェブページやアプリ上で、文字や画像などをクリックまたはタップすることで、別のページや場所に移動できる仕組みのことです。

よくURLと混同されますが、リンクはWebページの間を「移動」する仕組みであるのに対して、URLはWebページを「識別」するための仕組みになります。

区分リンクURL
正式名称ハイパーリンクUniform Resource Locator(統一資源位置指定子)
役割Webページ間の移動を可能にするWebページを一意に識別する
表示形式テキストや画像文字列
「〇〇について詳しくはこちらhttps://www.example.com/

リンクは、Webサイトのユーザビリティ向上やSEO対策に欠かせない要素ですが、その種類や適切な使い分けを理解していないと、せっかくの施策が無駄になってしまう可能性もあります。

この記事では、リンクの基本的な知識から、SEOにおけるリンクの重要性、リンクを効果的に活用するための施策、そして具体的な貼り付け方法まで、網羅的に解説します。

この記事を読むことで、以下の内容を理解できます。これらの知識を身につけることで、Webサイトのアクセス数増加や検索順位向上に繋がる効果的なリンク活用が可能になります。ぜひ、この記事を参考に、Webサイトのリンク戦略を見直してみてください。

この記事でわかること
  • リンクとURLの違い
  • リンクを構成する3つの要素
  • SEOで重要な内部リンクと外部リンクの種類
  • SEO効果を高めるためのリンク施策
  • リンクの具体的な貼り付け方法
山口耀平(Yamaguchi Yohei)

株式会社検索順位の海賊CEO。日本マーケティング学会会員。SEO歴5年のSEOコンサルタント。自身のアフィリエイトサイトをグロースさせた経験から、現在は企業のSEM支援を行っている。具体的には、オウンドメディア運用代行、SEO戦略立案、記事制作代行などを実施している。
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リンク(ハイパーリンク)の前提知識

リンク(ハイパーリンク)とは?

インターネットにおけるリンクとは、ハイパーリンクとも呼ばれ、ウェブページやアプリ上で、文字や画像などをクリックまたはタップすることで、別のページや場所に移動できる仕組みのことです。

具体的な例としては青色や下線付きのテキストをクリックすると、別のWebサイトに移動するのがリンクです。

リンクとURLの違い

リンクとURLは、どちらもWebページを特定するためのものですが、明確な違いがあります。よくURLと混同されますが、リンクはWebページの間を「移動」する仕組みであるのに対して、URLはWebページを「識別」するための仕組みになります。

イメージとしては以下の通りです。

区分
URLhttps://www.example.com(Webサイトの住所)
リンクExample株式会社」というテキスト(Webサイトへのリンク)

「Example株式会社」というリンクをクリックすると、Webブラウザが https://www.example.com というURLにアクセスし、Example株式会社のWebサイトが表示されます。

リンクは、Webサイトのユーザビリティ向上に欠かせない要素であり、SEOにも効果的です。リンクを効果的に活用することで、Webサイトの価値を高めることができます。

区分リンクURL
正式名称ハイパーリンクUniform Resource Locator(統一資源位置指定子)
役割Webページ間の移動を可能にするWebページを一意に識別する
表示形式テキストや画像文字列
「〇〇について詳しくはこちらhttps://www.example.com/

リンクを構成する3つの要素

リンクは、主に以下の3つの要素で構成されています。

この記事でわかること
  • 要素①|アンカーテキスト
  • 要素②|リンク先URL

Webページやドキュメント内に存在し、クリックやタップすることで他のページや場所に移動できる「リンク」。このリンクは、3つの要素で構成されています。

それぞれの要素がどのような役割を果たしているのか、詳しく見ていきましょう。

要素①|アンカーテキスト

アンカーテキストとは、リンクとして表示されるテキストのことです。例えば、「Weblio辞書」という青い文字列や、「詳細はこちら」といったボタンのテキストがアンカーテキストにあたります。

アンカーテキストは、SEO(検索エンジン最適化)においても重要な役割を果たします。検索エンジンは、アンカーテキストを参考に、リンク先のWebページのテーマや関連性を判断します。そのため、適切なキーワードを含むアンカーテキストを設定することで、Webページの検索順位を向上させることができます。

要素②|リンク先URL

リンク先URLとは、リンクをクリックまたはタップした際に移動する先のWebページやファイルのアドレスのことです。例えば、「https://search-engine-pirates.co.jp/」という文字列がリンク先URLにあたります。

リンク先URLは、リンクの行き先を正確に指定する役割があります。URLが間違っていると、リンクをクリックしても目的の場所に移動できません。リンク先URLは、絶対パスと相対パスの2種類があります。

パス説明
絶対パスWebページやファイルの完全なアドレスを指定する方法https://www.example.com/index.html
相対パス現在表示されているWebページからの相対的な位置でアドレスを指定する方法./images/logo.png

絶対パスは、どのWebページからでもリンクすることができますが、URLが長くなるというデメリットがあります。相対パスは、URLが短く、記述が簡単になるというメリットがありますが、同じWebサイト内のページにしかリンクできません。

要素③|タイトル属性

タイトル(title)属性とは、リンクにマウスカーソルを合わせた際に表示される補足情報のことで、HTMLではtitle属性で指定します。

例えば、「検索順位の海賊」というアンカーテキストにマウスカーソルを合わせた際に、「SEOコンサル会社」というツールチップが表示される場合、「SEOコンサル会社」という文字列がタイトル属性にあたります。

タイトル属性は、リンクの情報を補足する役割があります。例えば、リンク先のWebページの内容や、リンクをクリックした際に何が起こるのかを説明するのに使われます。

SEOで押さえるべきリンクの種類

SEO(検索エンジン最適化)において、リンクは非常に重要な要素です。リンクの種類を理解し、適切に活用することで、Webサイトの検索順位を向上させることができます。

SEOで押さえるべきリンクの種類
  • 種類①|内部リンク
  • 種類②|外部リンク

種類①|内部リンク

内部リンクとは、同じWebサイト内の別のページへのリンクのことです。内部リンクは、ユーザーのサイト内回遊を促進し、SEO効果も期待できます。

内部リンクは、Webサイト内のコンテンツ同士を繋ぎ、ユーザーの回遊を促す役割があります。また、検索エンジンがWebサイトの構造を理解するのに役立ち、SEOにも効果的です。

  • ユーザーのサイト内回遊を促進する
  • 検索エンジンがWebサイトの構造を理解するのに役立つ
  • ページ間の関連性を示し、SEO効果を高める

種類②|外部リンク

外部リンクとは、他のWebサイトへのリンクのことです。外部リンクは、関連情報を提供したり、引用元を示したりする際に使用します。外部リンクは、自分のWebサイトから他のWebサイトへリンクを張ることを指します。外部リンクには、被リンクと発リンクの2種類があります。

  • 被リンク
  • 発リンク

▼関連記事
外部リンクのSEO効果は?獲得する方法や設置する際の注意点について解説。

1. 被リンク

被リンクとは、他のWebサイトから自分のWebサイトへ張られたリンクのことです。被リンクは、SEOにおいて非常に重要な要素であり、被リンクの数や質によって検索順位に影響します。

被リンクは、Webサイトの信頼性や権威性を高める効果があり、検索エンジンからの評価も高まります。被リンクの質が高いほど、SEO効果も高くなります。

▼関連記事
【初心者向け】被リンク(バックリンク)とは|獲得方法12選とSEO効果について徹底解説。

2. 発リンク

発リンクとは、自分のWebサイトから他のWebサイトへ張ったリンクのことです。発リンクは、関連情報を提供したり、引用元を示したりする際に使用します。

発リンクは、ユーザーに有益な情報を提供するだけでなく、リンク先のWebサイトとの関係性を築くことにもつながります。ただし、質の低いWebサイトへの発リンクは、SEOに悪影響を与える可能性があるため注意が必要です。

▼関連記事
発リンクとは?被リンクとの違いやSEO効果や設置方法を解説。

リンク周りで実施すべきSEO施策

WebサイトのSEO対策において、リンクは非常に重要な要素です。リンクは、検索エンジンがWebサイトの評価を判断する際の基準の一つであり、適切にリンクを活用することで、検索順位の上昇やトラフィックの増加に繋げることができます。

ここでは、リンク周りで実施すべき5つのSEO施策について解説します。

施策①|リンクビルディング

リンクビルディングとは、他のWebサイトから自分のWebサイトへのリンクを獲得するための施策です。被リンクとも呼ばれます。良質な被リンクを獲得することで、検索エンジンからの評価を高め、検索順位の上昇に繋がります。

リンクビルディングには、様々な手法があります。ここでは、代表的な3つの手法を紹介します。

手法説明
コンテンツマーケティング質の高いコンテンツを作成し、他のWebサイトから自然にリンクを獲得する方法・役立つ情報やノウハウを提供する記事や動画を作成する
・図解やホワイトペーパーなど、視覚的に訴えるコンテンツを作成する
被リンク営業被リンク営業とは、自社サイトのSEO対策を強化するために、他のWebサイトに対して自社サイトへのリンク掲載を依頼する営業活動・ターゲットとする読者層と合致するWebサイトに記事を寄稿する
・寄稿する記事内で、自然な形で自分のWebサイトを紹介する
ディレクトリ登録Webディレクトリに自分のWebサイトを登録し、リンクを獲得する方法・関連性の高いカテゴリに自分のWebサイトを登録する

▼関連記事
SEOで効果的なリンクビルディングとは?被リンクを増やす方法を解説。

施策②|アンカーテキストの最適化

アンカーテキストは、リンク先のページの内容を簡潔に説明するだけでなく、検索エンジンがリンク先のページを理解する際の手がかりにもなります。アンカーテキストを最適化するためには、以下の点に注意しましょう。

  • 具体的なキーワードを含める
  • 自然な文章にする
  • 多様なアンカーテキストを使用する

アンカーテキストを最適化するメリットは、Googleの公式も言うように、クローラーが回遊する際にアンカーテキストを最適化しておくことで、リンクの意味をクローラーに認識してもらいやすくなります。

通常、リンクが href 属性を持つ <a> HTML 要素(アンカー要素とも呼ばれます)である場合のみ、Google はリンクをクロールできます。その他のフォーマットのリンクのほとんどは解析されず、Google クローラーにより抽出されません。

引用元:Google の SEO リンクに関するベスト プラクティス | Google 検索セントラル

施策③|リンク切れへの対策

リンク切れとは、リンク先のページが存在しない状態のことです。リンク切れは、ユーザーエクスペリエンスを損なうだけでなく、SEOにも悪影響を与えます。検索エンジンのクローラーがリンク切れを発見すると、Webサイト全体の評価を下げてしまう可能性があります。

リンク切れを防ぐためには、定期的にリンクをチェックし、リンク切れを発見した場合は、速やかに修正する必要があります。リンク切れの修正方法は、以下の3つのパターンがあります。

  • リンク先のページを復旧する
  • リンク先のページを修正する
  • リンクを削除する

ただ、リンク切れが起こったからといって、SEOに影響はありません。Google社員のJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏もヘルオプフォーラムで以下のように述べています。あくまで「念の為」と言う意識は持っておきましょう。

存在しないURLをリンクが指し示しているとするなら、リンク切れの数はサイトのクロールとインデックス、ランキングに通常はまったく影響しない。ほんの少しであっても何百万であってもだ。

404エラーは数が多くてもクロールとインデックス、ランキングに悪い影響を与えない |海外SEO情報ブログ

施策④|リンクジュースの管理

リンクジュースとは、リンクを通じて他のWebサイトに伝達されるSEO上の価値のことです。被リンクの数や質によって変動し、多くの良質な被リンクを持つページは、より多くのリンクジュースを獲得できます。リンクジュースを効率的に管理するためには、以下の点に注意しましょう。

  • 重要なページに多くのリンクジュースを流す
  • 不要なページへのリンクジュースを制限する
  • nofollow属性を使用する

施策⑤|内部リンク構造の最適化

内部リンク構造とは、Webサイト内のページ同士の繋がり方のことです。内部リンク構造を最適化することで、クローラーがWebサイト内を効率的に巡回し、インデックス化を促進することができます。また、ユーザーにとっても、関連性の高いページにスムーズに移動できるため、利便性が向上します。

内部リンク構造を最適化するためには、以下の3つの点に注意しましょう。

  • 階層構造を明確にする
  • 関連性の高いページ同士をリンクする
  • パンくずリストを設置する

リンクを貼り付ける方法

ウェブサイトやブログ記事を作成する際に、他のページやウェブサイトにリンクを貼り付ける方法はいくつかあります。リンクを貼り付けることで、読者の利便性を高めたり、SEO対策に繋げたりすることができます。ここでは、代表的な3つの方法を紹介します。

この記事でわかること
  • 方法①|HTMLタグを使う方法
  • 方法②|CMSの機能を使う方法
  • 方法③|Markdown記法を使う方法

方法①|HTMLタグを使う方法

HTMLタグを使ってリンクを貼り付ける方法は、最も基本的な方法です。HTMLとは、Webページを作成するためのマークアップ言語であり、Webページの構造や内容を定義するために使用されます。

リンクを貼り付けるには、aタグと呼ばれるタグを使用します。aタグは、href属性と呼ばれる属性を持ち、この属性にリンク先のURLを指定します。

<a href="https://www.example.com/">リンクテキスト</a>

上記の例では、「https://www.example.com/」というURLにリンクが設定されており、「リンクテキスト」の部分がクリックできるリンクとして表示されます。

方法②|CMSの機能を使う方法

CMS(コンテンツマネジメントシステム)とは、ウェブサイトやブログ記事の作成、管理、更新を簡単に行えるようにするためのシステムです。WordPressやWixなど、様々なCMSが存在します。

CMSの多くは、リンクを簡単に貼り付けるための機能を備えています。例えば、WordPressでは、ビジュアルエディタやGutenbergエディタを使用することで、リンクを貼り付けることができます。

方法③|Markdown記法を使う方法

Markdown記法とは、文章を簡単に装飾するための記法です。Markdown記法を使えば、HTMLタグを使わずに、リンクを貼り付けることができます。リンクを貼り付けるには、以下の記法を使用します。

[リンクテキスト](https://www.example.com/)

上記の例では、「https://www.example.com/」というURLにリンクが設定されており、「リンクテキスト」の部分がクリックできるリンクとして表示されます。

Markdown記法は、技術系のブログやドキュメントサイトなどでよく使われています。

まとめ

この記事では、リンクの種類やURLとの違い、SEOにおけるリンクの重要性、リンクを貼り付ける方法について解説しました。リンクは、Webサイトのユーザビリティ向上やSEO対策に欠かせない要素です。正しく理解し、効果的に活用することで、Webサイトの価値を高めることができます。

より詳しいSEO対策については、SEOコンサルティング会社の「検索順位の海賊」にぜひお問い合わせください。

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