【初心者向け】被リンク(バックリンク)とは|獲得方法12選とSEO効果について徹底解説。

オフページSEO

被リンク(バックリンク)、SEO対策する上でかなり重要な要素になっています。質が高い被リンクを数多く受ければ受けるほどサイトの評価は高まります。

これはGoogleがページランクという仕組みを導入していることが背景にあります。簡単にいうと良質な被リンクが多いほど、そのサイトは評価が高くなるというものです。そのため、どんなに良質なコンテンツを投稿しても伸びないという方は被リンクの獲得に目を向けてみても良いでしょう。

また、被リンクを獲得するには、基本的にプル型とプッシュ型があります。プル型には、ユーザーにとって役に立つ良質なコンテンツを出すことで、自然な被リンクを集める方法です。

その一方で、プッシュ型は外部に積極的に出ていき被リンクを獲得していく方法です。

また、こうした一連の被リンクを獲得しにいくことをリンクビルティングと表現することもあります。被リンクを獲得していくことで、時間はかかりますが検索順位が上がりやすくなるなどのメリットがあるので、ぜひ被リンクを意識してみるのも良いでしょう。

この記事では、被リンクの基本、その種類、SEOにおける効果、および効果的な被リンクの獲得方法について詳しく解説します。企業のSEO戦略を練るうえで役立つ情報を提供することを目的としています。

この記事でわかること
  • 被リンクとは何か理解することができる
  • 被リンクを獲得する方法について知ることができる

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山口耀平(Yamaguchi Yohei)

株式会社検索順位の海賊CEO。日本マーケティング学会会員。SEO歴5年のSEOコンサルタント。自身のアフィリエイトサイトをグロースさせた経験から、現在は企業のSEM支援を行っている。具体的には、オウンドメディア運用代行、SEO戦略立案、記事制作代行などを実施している。
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  1. 被リンクとは?
  2. 被リンクの種類:良いリンクと悪いリンク
    1. ナチュラルリンク(自然獲得型の被リンク)
    2. スパムリンク(悪質な被リンク)
  3. 被リンク(バックリンク)の4つのタイプ
    1. タイプ①|dofollowリンク:rel=”dofollow”
    2. タイプ②|nofollowリンク:rel=”nofollow”
    3. タイプ③|UGC(ユーザー生成コンテンツ)リンク::rel=”ugc”
    4. タイプ④|スポンサーリンク:rel=”sponsored”
  4. 被リンク(バックリンク)のSEO効果
    1. 効果①|ドメインパワーの向上
    2. 効果②|検索エンジンからクロールされやすくなる
    3. 効果③|サイトへの他サイトからの流入が増える
  5. 【プル型】被リンク(バックリンク)の獲得方法
    1. 方法①|調査レポートを出す
    2. 方法②|視覚的なコンテンツの多用
    3. 方法③|圧倒的な良質なコンテンツを作成する
    4. 方法④|ツールやコンテンツの配布
  6. 【プッシュ型】被リンク(バックリンク)の獲得方法
    1. 方法①|被リンク営業の実施
    2. 方法②|PR・広報の注力
    3. 方法③|外部企業との共同イベント開催
    4. 方法④|寄稿の実施
    5. 方法④|メディアや商材認知を取る
  7. SearchConsoleで被リンク(バックリンク)を確認する方法
    1. STEP①|Google検索コンソールにログインします。
    2. STEP②|左ナビゲーションから「リンク」をクリック
    3. STEP③|ページ右上の「外部リンクをエクスポート」
  8. まとめ

被リンクとは?

被リンク(バックリンク:backlink)とは、他のウェブサイトから自社のサイトへ向けられたリンクのことを指します。特にGoogleはページランク(PageRank)という仕組みを導入しており、被リンクの数と質に基づいて、各サイトのページの重要度を判断します。

被リンクがされている数が多く、質が高い場合、サイトの評価が高まり検索結果の上位に表示される可能性が高くなります。

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例えば、ウェブサイトAからウェブサイトBへのリンクが存在する場合、ウェブサイトBはウェブサイトAから「被リンク」を受けていると言えます。この概念は、SEO(検索エンジン最適化)の分野で非常に重要です。

被リンク(バックリンク)とは
  • 他のウェブサイトから自社のサイトへ向けられたリンクのこと

被リンクの種類:良いリンクと悪いリンク

被リンクとひとくくりに言っても、良い被リンクと悪い被リンクがあります。良い被リンクなら良いのですが、悪い被リンクの場合、自社サイトに悪影響を及びす可能性があります。ここでは悪い被リンクと良い被リンクについて解説していきます。

被リンク(バックリンク)とは
  • ナチュラルリンク(良質な被リンク)
  • スパムリンク(悪質な被リンク)

ナチュラルリンク(自然獲得型の被リンク)

ナチュラルリンクとは他のサイトから自発的にリンクを貼ってもらえることで獲得される被リンクです。このタイプのリンクは、検索エンジンからして最も価値のあるリンクとされます。

自然なユーザー行動の中で獲得されるリンクが多いほど、コンテンツの価値を実際に反映していると判断されるからです。

スパムリンク(悪質な被リンク)

スパムリンクは、サイトのランキングを不正に操作するために意図的に作成されるリンクです。すでに使わなくなった公的機関のドメインを取得して、そこに伸ばしたいサイトに被リンクさせる等の対応をするSEO業者も存在します。

ただ、スパムリンクはGoogleが嫌う対象であり、アップデートのたびにスパムリンクが意図的に被リンクされたサイトは検索順位を大幅に下げています。また、意図せずスパムリンクにリンクされていることで、検索順位を下げられるどころか、検索順位に表示されない可能性もあります。そのために、定期的に被リンクの確認は必須です。

Google では、自動システムと、必要に応じて行われる人間による審査によって、ポリシーに違反しているコンテンツおよび動作の両方を検出しています。場合によっては、手動による対策を実施します。Google のポリシーに違反しているサイトは、検索結果での掲載順位が下がったり、まったく表示されなかったりすることがあります。

引用元:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー

被リンク(バックリンク)の4つのタイプ

被リンクといって、リンクされていれば必ずしもSEO的な効果が見込めるわけではありません。被リンクにもSEOに効果のあるものとそうでないものがあります。

ここでは、被リンクの4つの種類とSEO効果について解説して行きます。下記の表にもまとめたので参考にして見てください。

リンクの種類説明rel属性SEO効果
dofollowリンク検索エンジンがリンク先サイトへの信頼と価値を認識。ページランク向上に貢献
nofollowリンク検索エンジンにリンク先への信頼の伝達を停止させる。nofollowページランクへの直接的影響はないが、訪問者増加に貢献する可能性あり
UGC(ユーザー生成コンテンツ)リンクユーザー生成コンテンツからのリンクを識別する。ugcページランクへの直接的影響はない
スポンサーリンク金銭的取引に基づくリンクを明示する。sponsoredページランクへの直接的影響はない

また、rel属性とは検索エンジン側が被リンクの内容について判別するために設置されるタグのことです。以下で詳細に解説して行きます。

タイプ①|dofollowリンク:rel=”dofollow”

dofollowリンクは、検索エンジンのクローラーがリンクをたどり、リンク先のウェブサイトに「信頼」や「価値」の指標を伝達するタイプのリンクです。SEOにおいては、Dofollowリンクが非常に重要視されます。

基本的に、意図的に処理をしない限り基本的にはdofollowリンクになります。

▼関連記事
dofollowリンクとは?設定方法と確認方法、被リンクの獲得方法について解説。

タイプ②|nofollowリンク:rel=”nofollow”

nofollowリンクは、rel="nofollow"属性がリンクに付加されており、これは検索エンジンのクローラーに対してリンク先サイトへの信頼や価値を伝達しないように指示するタイプのものです。

▼参考リンク
Google検索セントラル『Google に外部リンクの関係性を伝える』

nofollowを適切に取り扱うことで、検索エンジンからのマイナス評価を防ぐことができます。詳細はnofollowについて解説した記事があるのでこちらもあわせてお読みください。

▼関連記事
nofollow属性とは?SEOでの効果や役割と使い方について徹底解説。

タイプ③|UGC(ユーザー生成コンテンツ)リンク::rel=”ugc”

UGCリンクは、ブログのコメントセクションやフォーラム投稿など、ユーザーが作成したコンテンツ内に存在するリンクのことです。

最近の検索エンジンは、これらのリンクにrel="ugc"属性を使用することで、UGCからのリンクとして識別するようになりました。基本、rel=”ugc”はrel=”nofollow”と同じく被リンク効果を伝えない意味で同じなので、最悪nofollowタグの設定でも問題あります。

Q. 広告やスポンサー リンクに nofollow を使用している場合、変更する必要がありますか?

A. ありません。そのようなリンクを示す方法として nofollow を使用し続けても、リンク プログラムのペナルティは回避できます。既存のマークアップを変更する必要はありません。新しいリンクにシステム的にこれを付加しているのであれば、そのままでも問題ありません。ただし、差し支えなければ都合のよいときに rel=”sponsored” に移行することをおすすめします。

Google検索セントラル『進化する nofollow – リンクの性質を識別する新しい方法』を一部改変

タイプ④|スポンサーリンク:rel=”sponsored”

広告やスポンサーシップなど、金銭的取引によって生じたリンク。これらはrel="sponsored"属性を使って明示される必要性があります。

Web広告での発生するリンクに関しては基本スポンサーリンクであることが明記されているのでSEOの効果

被リンク(バックリンク)のSEO効果

被リンクによるSEOの効果は多くありますが、その中でも重要な三点に絞ってここでは解説して行きます。

被リンク(バックリンク)とは
  • 効果①|ドメインパワーの向上
  • 効果②|検索エンジンからクロールされやすくなる
  • 効果③|サイトへの他サイトからの流入が増える

効果①|ドメインパワーの向上

良質な被リンクは、サイトのドメインパワーを高めます。ドメインパワー(またはドメインオーソリティ)は、特定のウェブサイトの検索エンジンにおける全体的な「権威性」や「信頼性」を示す指標です。

近年の検索エンジンで順位を上げるには、被リンク等によるドメインパワーの向上が必要不可欠になっています。

効果②|検索エンジンからクロールされやすくなる

被リンクが多いと、検索エンジンのクローラーがサイトを発見しやすくなります。クローラーは、常にWeb上の情報をリンクを回遊することで収集しています。その際に「良いサイト」を優先してクローリングをします。

そのため、外部サイトからのリンクを獲得することで、検索エンジン側から「良いサイト」と認識されやすくなります。結果、クローリングされる回数も増えるので、新しいコンテンツをアップした場合、検索結果に速やかに反映やすくなります。

効果③|サイトへの他サイトからの流入が増える

被リンクを通じて、他サイトの訪問者が自サイトへ流入することがあります。これにより、サイトへのアクセス数が増加する効果が期待できます。

【プル型】被リンク(バックリンク)の獲得方法

プル型の被リンク獲得戦略は、他サイトからの自然なリンクを促進することで、SEO(検索エンジン最適化)の効果を高め、ウェブサイトの訪問者数や認知度を向上させる方法です。

この戦略は、コンテンツの価値に焦点を当て、他者が自発的にリンクしたくなるような魅力的なコンテンツを提供することが核となります。

被リンク(バックリンク)の獲得方法①
  • 方法①|調査レポートを出す
  • 方法②|図解等のグラフィックコンテンツの多用
  • 方法③|圧倒的な良質なコンテンツを作成する
  • 方法④|診断ツールやコンテンツの配布

方法①|調査レポートを出す

業界内外での調査や分析を行い、その結果をレポートとして公開することで自然な被リンクを獲得することができます。これらの調査レポートは、新しい情報やインサイトを提供し、他のウェブサイトやブログ、ニュースメディアが参照し引用してくれる可能性が上がります。

調査レポートが提供する独自のデータは、専門家や研究者、ジャーナリストにとっても引用価値が高く、自然と質の高い被リンクが増えることにつながります。

方法②|視覚的なコンテンツの多用

視覚的なコンテンツ、特に図解やイメージ図などはテキストばかりの記事よりもユーザーに好まれる傾向にあります。そのため、引用される可能性も非常に高くなります。

図解等のコンテンツは共有しやすく、SNSや他のウェブサイトでシェアされやすい傾向にあります。これが結果的に被リンクの獲得の可能性をあげます。

方法③|圧倒的な良質なコンテンツを作成する

高品質で詳細なコンテンツを作成することは、被リンク獲得の最も基本的で効果的な方法の一つです。これには、業界のトレンド分析、深い洞察を提供する記事、実用的なガイドやチュートリアルなどが含まれます。

ユーザーにとって価値が高く、役立つコンテンツは、自然と共有され、業界内外からのリンクを引き付けます。圧倒的な良質なコンテンツは、サイトの権威性を高め、長期的にSEOに良い影響を与えます。

方法④|ツールやコンテンツの配布

ユーザーに直接的な価値を提供するオンラインツールやダウンロード可能なコンテンツ(eブック、ホワイトペーパー、テンプレートなど)を配布するのも、被リンクを獲得する効果的な手段です。

こうした資料やコンテンツは、ウェブサイトやSNSで引用される可能性が高いです。提供するツールやコンテンツが業界内で有益かつ独自のものであればあるほど、その配布から得られる被リンクの可能性は高まります。

【プッシュ型】被リンク(バックリンク)の獲得方法

被リンク獲得の方法には、椅子に座ってPCをいじっていればできるものもあります。ただ、それ以上に外部企業とのリレーションシップを構築する中での被リンク獲得は非常に強力といえます。

この場合、SEO的なスキルだけでなく営業能力や事業開発的な能力が求められます。

被リンク(バックリンク)の獲得方法②
  • 方法①|被リンク営業の実施
  • 方法②|PR・広報の注力
  • 方法③|外部企業との共同イベント開催
  • 方法④|寄稿の実施
  • 方法⑤|メディアや商材認知を取る

方法①|被リンク営業の実施

他サイトの運営者にコンタクトを取り、自サイトへのリンクを依頼することで被リンクを獲得する方法もあります。一般的に被リンク営業と呼ばれる行為です。ただ、一方的にメールをするのではなく、しっかりリンクすることのメリットを提示して交渉をする必要があります。

そのため、ただSEO対策の知識があるだけではなく、営業における交渉能力や事業開発者としての推進能力が必須です。

方法②|PR・広報の注力

プレスリリースやメディア向けの情報提供により被リンクを獲得する方法もあります。プレスを見たメディア関係者が取り上げてくれた場合、ドメインパワーの強いサイトへのリンクを獲得できる可能性があります。

プレスリリースサービスには下記のような種類があります。無料のものもあるのでぜひ利用を検討しましょう。

  • アットプレス
  • PRTIMES(ピーアールタイムズ)
  • DreamNews(ドリームニュース)
  • ValuePress
  • 共同通信PRワイヤー
  • Digital PR Platform
  • CLOUD PRESS ROOM

もちろんプレスリリースで発信するだけで、被リンクを獲得できるので必ず実施すべき内容といえます。

方法③|外部企業との共同イベント開催

他企業との共同イベントやキャンペーンを実施することで、参加企業の公式サイト等からの被リンクが可能になります。事例として下記のようなものが想定されます。

  • 共同コンテンツの作成
  • 共同ウェビナーやセミナー
  • インタビュー記事

方法④|寄稿の実施

また、それ以外にも寄稿という手段もあります。掲載側に対してある程度良質なコンテンツを提供することができる場合に非常に有効といえます。

社内にある特定のテーマに精通する人物がいる場合は是非試して見ましょう。

方法④|メディアや商材認知を取る

自社の商材やコンテンツがメディアに取り上げられるよう積極的に情報発信します。これにより、自然とリンクが増えることが期待できます。情報発信だけでなく、Web広告等を積極的に回すことで

SearchConsoleで被リンク(バックリンク)を確認する方法

SearchConsoleで被リンク(バックリンク)を確認する方法について説明していきます。

STEP①|Google検索コンソールにログインします。

まず、サーチコンソールを開きます。

STEP②|左ナビゲーションから「リンク」をクリック

サイドバーをスクロールすると「リンク」というボタンがあるので押して、その後、画像の赤枠の「詳細」をクリック

STEP③|ページ右上の「外部リンクをエクスポート」

最後に、「エクスポート」というボタンをおすと被リンクされているサイトのリストが抽出される

まとめ

いかがでしたでしょうか?被リンクは、SEO対策をする上で非常に重要な要素です。なぜなら、被リンク=サイトのパワーに限りなく近いからです。特に、2020年以降のGoogleの検索アルゴリズムは被リンク重視の傾向が強くなっています。

ぜひ、自社で被リンクを獲得するための施策を打ってみてはいかがでしょうか?

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