【初心者用】SEOでのキーワード選定のやり方とコツをついて解説。

SEO対策の基本

SEOにおける成果を最大化するためには、コンテンツの質や量に加え、「キーワード選定」の精度が極めて重要です。キーワード選定とは、SEO施策において自社が対策すべき語句を戦略的に絞り込むプロセスを指します。

この工程は、サイト全体で効率的に検索流入を獲得するうえで欠かせません。適切なキーワードを選定することで、コンバージョン(CV)やドメイン評価につながらないコンテンツの制作を避け、限られたリソースを有効に活用することが可能になります。

本記事では、マーケティング戦略と直結する「キーワード選定」の意義を再確認し、正しい手順で進めるための考え方と具体的なノウハウを初心者でも分かるように解説します。

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この記事でわかること
  • キーワード選定がSEO施策の成果に直結する理由
  • キーワード選定のための具体的な指標とその活用法
  • キーワード選定の手順とその後に必要なサイト設計の考え方
  • SEOに役立つキーワード選定ツールの比較と活用例
プロフィール
この記事を書いた人
山口耀平(Yamaguchi Yohei)

株式会社検索順位の海賊CEO。日本マーケティング学会会員。SEO歴5年のSEOコンサルタント。自身のアフィリエイトサイトをグロースさせた経験から、現在は企業のSEM支援を行っている。具体的には、オウンドメディア運用代行、SEO戦略立案、記事制作代行などを実施している。
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  1. SEOにおけるキーワード選定とは何か?
  2. SEO対策におけるキーワード選定の重要性
    1. 重要性①|リソースの効率化を図るため
    2. 重要性②|CVの獲得効率を上げるため
    3. 重要性③|効率的に流入を獲得するため
  3. キーワード選定の前提となる考え方:3C分析
    1. 自社|自社が欲しいキーワードを選定する
    2. 競合|競合が獲得しているキーワードを狙う
    3. 消費者|ツールで検索されている語句を把握し、漏れを補完する
  4. キーワード選定で前提に置くべき指標
    1. 指標①|検索意図
    2. 指標②|検索ボリューム
    3. 指標③|競合難易度
  5. キーワード選定をする上で重要なターゲット選定
    1. STEP①|施策の目的を確定する
    2. STEP②|ターゲット・ペルソナ策定
    3. STEP③|カスタマージャーニーの作成の決定
    4. STEP④|軸キーワードの選定
    5. STEP⑤|サジェストキーワードの抽出
    6. STEP⑥|キーワードのグルーピング
    7. STEP⑦|不要なキーワードの削除
    8. STEP⑧|キーワードの重複の削除
    9. STEP⑨|競合サイトの獲得キーワードの分析
    10. STEP⑩|キーワードの優先順位付け
  6. キーワード選定実施後にやるべきサイト設計手順
    1. STEP①|ページ種別の設計(TOPページ・記事・LP)
    2. STEP②|サイト構造(ディレクトリ)設計
    3. STEP③|内部リンク設計(導線設計)
    4. STEP④|コンテンツ制作の開始
  7. キーワード選定を実施する際の注意点
    1. 注意点①|選定後の定期的な検索順位の計測を怠らない
    2. 注意点②|検索意図の重複が起こらないように気を付ける
    3. 注意点③|CV目的と集客目的を使い分ける
    4. 注意点④|定期的にキーワード選定はやり直す
  8. キーワード選定で役に立つSEOツール
    1. ツール①|Googleキーワードプランナー
    2. ツール①|ahrefs
    3. ツール②|Moz(モズ)
    4. ツール③|Ubersuggest
    5. ツール④|Majestic(マジェスティック)
    6. ツール⑤|SEMrush
    7. ツール⑥|ラッコキーワード
    8. ツール⑦|aramakijake(アラマキジャケ)
    9. ツール⑧|キーワードファインダー
  9. まとめ

SEOにおけるキーワード選定とは何か?

キーワード選定とは、SEO施策において自社が対策すべき語句を絞り込む工程のことです。ただ単に検索ボリュームの多い語句を狙うのではなく、事業の目的やターゲットユーザーの課題と合致し、成果につながるキーワードを選ぶことが最も重要です。

検索エンジンを通じて集客を行う際、仮に検索数が多い語句を狙って上位表示を達成しても、それが自社の事業や商品・サービスの購買・問い合わせにつながらなければ意味がありません。むしろ、リソースの無駄遣いになりかねません。

加えて、キーワードの選定を行うことで、サイト内コンテンツの方向性が明確になります。どのページで、どのキーワードを対策すべきかが可視化され、カテゴリ構造や導線設計を含めたSEO全体の設計図を描くことが可能になります。その結果、サイト全体をフルに活用したSEO施策の実行が可能となります。

キーワード選定の方向性次第で、コンテンツの質、流入の量、CV数といったすべての成果が大きく左右されます。したがって、SEO担当者にとってキーワード選定は、最もスキルが問われる領域の一つであり、その力量によってSEO施策全体の精度が決まるといっても過言ではありません。

SEO対策におけるキーワード選定の重要性

キーワード選定は「何を書くか」「どこで対策するか」という、コンテンツ設計・導線設計の全体像を決定づける行為です。SEOにおいて重要なのは単なるアクセス数の増加ではなく、成果に結びつくユーザーをいかに適切に集められるかです。その実現のためには、初期段階でのキーワード選定に戦略的な判断が不可欠です。

この見出しでは、以下の3つの視点からキーワード選定の重要性を解説します。

SEO対策におけるキーワード選定の重要性
  • リソースの効率化を図るため
  • CVの獲得効率を上げるため
  • 効率的に流入を獲得するため

重要性①|リソースの効率化を図るため

SEO施策は、コンテンツ制作、改善、リライト、内部リンク設計など、さまざまな工程を含む工数の大きい施策です。キーワード選定の段階で方向性を誤ると、それ以降のすべての作業が無駄になってしまいます。

限られた時間や予算の中で成果を出すためには、「どのキーワードに投資するべきか」を見極めておくことが必須です。検索ボリュームがある、競合が弱いといった表面的な判断だけでなく、自社のビジネスモデルやユーザー行動との整合性も考慮しながら選定することで、成果の出やすい戦略を組み立てることができます。

重要性②|CVの獲得効率を上げるため

キーワードによって検索意図が異なるため、選定する語句次第でCV(コンバージョン)に至る可能性が大きく変わります。たとえば、「〇〇とは」のような情報収集系のキーワードは流入数が多くてもCV率は低く、一方で「〇〇 比較」や「〇〇 おすすめ」といった語句は検討段階のユーザーが多いため、CVに直結しやすい傾向があります。

このように、ユーザーの検索フェーズに応じて適切なキーワードを選ぶことで、最小限の流入で最大限の成果を生み出すことが可能になります。CVに強いキーワードを精緻に拾えるかどうかは、SEO施策の費用対効果を高める上で極めて重要な要素です。

重要性③|効率的に流入を獲得するため

SEOにおける流入は、単に「アクセス数を増やすこと」ではありません。狙ったキーワードで検索上位を獲得した上で、ターゲットを自社サイトに呼び込みCVを取るところまでが重要になります。

そのため、キーワード選定の段階で、以下の点などを多角的に判断しなければなりません。

  • 検索順位の獲得難易度
  • CVへの繋がりやすさ
  • 検索ボリュームの大きさ

戦略的に選ばれたキーワードは、流入を着実に増やし売り上げに繋げる導線となります。さらに、キーワードに応じて「記事にするか、カテゴリページにするか、LPにするか」といった判断も変わってくるため、選定の精度がそのまま流入構造の完成度を左右します。

キーワード選定の前提となる考え方:3C分析

キーワード選定の前提となる考え方に3C分析というフレームワークがあります。3つのCである自社(Conpany)と競合(Competitor)、市場・消費者(Comsumer)から市場を分析する手法です。

3C分析の3つの「C」
  • 自社(Conpany)
  • 競合(Competitor)
  • 市場・消費者(Comsumer)

3C分析をした上で自社、競合、消費者の3つの象元が交わり合う部分が本来自社が狙うべきキーワードになります。そして、この部分のキーワードを抽出する作業こそがキーワード選定と言えます。

自社|自社が欲しいキーワードを選定する

最初に見るべきは「自社が獲得したいキーワード」です。SEOは検索流入を増やすことが目的ではなく、最終的な問い合わせや購入などのCVにつながるキーワードを選定することが本質です。そのため、自社が提供するサービスや商品、ビジネスモデルと深く関係するキーワードを優先的にリストアップする必要があります。

弊社のキーワード設計書

たとえば、自社のマーケティング戦略において注力して販売していきたい商材に関する購買や問い合わせにつながる語句が該当します。また、BtoBビジネスの場合は、問い合わせではなくホワイトペーパーの資料請求や、無料トライアルの申し込みをCVとするケースもあります。

このように、自社のSEO戦略やマーケティング方針に応じて、「何を狙うべきか」を明確にした上でキーワードを洗い出すことが重要です。自社の狙いに沿ったキーワード群の抽出こそが、キーワード選定の出発点となります。

競合|競合が獲得しているキーワードを狙う

次に見るべきは、競合が既に対策して上位表示を取っているキーワードです。競合獲得キーワードを分析することで、自社が取れていなくて、競合が獲得しているキーワードを洗い出すことができます。

競合分析を怠る担当者がかなり多いですが、自社の戦略を相対化する意味でも必ず実施しておきましょう。特に、Googleの検索アルゴリズムでは、キーワードの網羅性も、いまだに重要な要素になっています。競合が網羅している部分に関しては自社でもしっかり取りこぼしのないようにしましょう。

弊社の競合分析フォーマット

SEOツール(例:ahrefs、SEMrush など)を活用すれば、競合が実際に流入を得ているクエリや上位表示されているページが確認できます。そこから、以下のようなキーワードなどを抽出し、勝てる可能性が高いキーワードから優先的に狙うことが戦略的です。

  • ドメインの強さが近い競合が獲得しているキーワード
  • 自社が取れていないお宝キーワード
  • 対応が不十分なロングテールキーワード

消費者|ツールで検索されている語句を把握し、漏れを補完する

最後に、SEOツールを使って実際にユーザーがどのようなキーワードを検索しているかを把握します。Googleキーワードプランナーやラッコキーワードなどを活用すれば、特定テーマに関連する検索語句やその検索ボリューム、関連クエリが網羅的に確認できます。

この段階では、自社や競合視点では拾いきれなかったユーザーの行動に基づくキーワードを見つけ出すことが重要です。特に、

  • ユーザーの悩み・課題が現れている検索語句
  • 検討段階のフェーズで使われやすい比較系・口コミ系ワード
  • 地域名や属性を含むニッチなロングテール

など、現場でニーズがあるにも関わらず、対策されていない領域を補完する形でキーワード候補を追加していきます。

キーワード選定で前提に置くべき指標

キーワード選定の際に気をつけるべきポイントとして下記の4点が想定されます。それぞれ詳細に解説して行きます

ポイント内容
ターゲットとの関連性ターゲット層が実際に使用する言葉や興味を持つテーマに合致しているか、自社製品やサービスと関連性の高いキーワードを選ぶ。
検索ボリュームキーワードプランナーなどのツールを活用し、検索回数の多いキーワードを把握する。ニッチなキーワードも検討し、競合が少ない市場を狙うことも有効。
競争の強さ競合サイトの状況を分析し、自社サイトで上位表示が可能か見極める。競合が多い場合は、ロングテールキーワードや複合キーワードも検討する。
検索意図キーワードの背後にあるユーザーのニーズや目的を理解する。情報収集、商品購入、比較検討など、検索意図に合わせたコンテンツを作成する。
YMYL金融、健康、法律など、人の生活に大きな影響を与える可能性のあるテーマでは、特に情報の正確性と信頼性を重視する。専門家による監修やファクトチェックを行う。

指標①|検索意図

検索意図とは、ユーザーがそのキーワードで検索する背景や目的を指します。

キーワード選定において「検索意図」は、単なる補足情報ではなく、最終的な成果に直結するキーワードを見極めるための判断軸となります。特にSEOでは、検索ボリュームの大小よりも「そのキーワードがどのフェーズの検索意図に対応しているか」が重要です。

たとえば、「〇〇とは」といった情報収集フェーズのキーワードは、自社サービスの認知にはつながっても、即時的なCV(購入・問い合わせ)には結びつきにくい傾向があります。一方で、「〇〇 おすすめ」や「〇〇 比較」などのキーワードは、すでに購入や選定の意欲が高まっているユーザーによる検索であるため、CVに近い行動を誘発しやすくなります。

フェーズキーワード例意図CV距離
情報収集「◯◯とは」概念の理解遠い
比較検討「◯◯ 比較」「◯◯ おすすめ」購入・導入の検討近い
意思決定「◯◯ 購入」「◯◯ 申し込み」行動直前非常に近い

このように、検索意図を読み解くことで、ビジネスに直結しやすいキーワードの優先順位が明確になり、より効率的なキーワード設計が可能になります。単なるボリューム頼りの選定ではなく、「ユーザーの行動心理」と「自社のゴール」を繋ぐ視点として、検索意図はキーワード選定の中核に据えるべき指標です。

指標②|検索ボリューム

検索ボリュームとは、月間でそのキーワードがどの程度検索されているかを示す数値です。この値が大きいほど、多くのユーザーがそのトピックに関心を持っていることを意味します。

ただし、検索ボリュームが高いキーワードは競合性も高い傾向にあるため、単純に多ければよいというものではありません。自社のドメインパワーやリソースに見合った範囲でターゲットを決める必要があります。

また、ニッチなキーワードであっても、CVにつながりやすいケースもあるため、「量」と「質」のバランスを見極めることが求められます。

指標③|競合難易度

競合難易度は、そのキーワードで上位を取るための難しさを示します。難易度は、上位表示されているドメインの強さ、ページの網羅性、被リンク数などから総合的に判断されます。

ツールを使えば、スコア化された競合指標を参考にすることが可能です。しかし、機械的な数値だけでなく、実際のコンテンツの中身や内部リンク構造、検索体験全体も確認することが重要です。

競合性が高すぎるキーワードを狙っても、短期的な成果は見込めません。逆に、適度な難易度のキーワードであれば、比較的短期間で成果が見込める可能性があります。

キーワード選定をする上で重要なターゲット選定

キーワード選定を実施する前に、下記の3ステップの準備を進めましょう。この3ステップを終えて初めてキーワード選定に移ることができます。

STEP①|施策の目的を確定する

施策の目的を明確にすることが、キーワード選定において最初に行うべきステップです。SEO施策の目的が、アクセス数の増加なのか、資料請求や購入などのCV獲得なのかによって、狙うべきキーワードの性質が大きく変わります。

目的を定めずにキーワード選定を行うと、検索ボリュームや競合性だけに引っ張られてしまい、自社のゴールに直結しないキーワードを選んでしまう危険性があります。たとえば、「〇〇とは」などの認知目的のキーワードばかりを選んでも、CVにはつながらない可能性が高まります。

成果を上げるためには、「誰に」「何をさせたいのか」を言語化し、それに合致するキーワード群を定める必要があります。目的を明確にした上で、それに沿ったKPIや導線設計まで一貫性を持たせることが求められます。

STEP②|ターゲット・ペルソナ策定

次に行うのは、ターゲットおよびペルソナの策定です。これは、誰の検索意図を満たすかを明確にするためのプロセスです。想定読者が初心者か経験者か、BtoBかBtoCか、役職者か現場担当かによって、使用する言葉も求める情報も変わってきます。

ペルソナを具体的に定義することで、「検索時の思考」「使用する語彙」「比較・検討のポイント」を可視化でき、キーワードやコンテンツ内容をその人物像に最適化できます。ここで定めたペルソナは、以降のジャーニー設計や記事構成にも一貫性を持たせるために必須です。

また、検索意図の深掘りを行う際にも、「この人はなぜこのキーワードで検索するのか」を具体的にイメージできるかが、検索ボリューム以上に重要な判断軸となります。ます。

STEP③|カスタマージャーニーの作成の決定

ペルソナが決まったら、その人物がどのような思考や行動を経て自社サービスに到達するのかを「カスタマージャーニー」として可視化します。このフェーズは、どの検索意図にどのタイミングでアプローチすべきかを設計する重要なパートです。

ユーザーの認知段階では「情報収集系キーワード」、検討段階では「比較・おすすめ系キーワード」、行動段階では「サービス名・購入系キーワード」といったように、検索ワードは段階ごとに異なります。このジャーニーに合わせてキーワードを整理していくことで、どのページにどのワードを配置するかの基準が明確になります。

ジャーニーを定めずにキーワード選定を行うと、検索意図とページ構成がずれ、成果を生まないページになるリスクが高まります。そのため、流入からCVまでの最短ルートを可視化するジャーニー設計が不可欠です。

STEP④|軸キーワードの選定

カスタマージャーニーを明確にした後は、その導線の中心となる「軸キーワード」を選定します。軸キーワードとは、検索意図と自社の提供価値が最も一致する中核のキーワードであり、最終的な成果に直結する語句を指します。

この段階では、検索ボリュームや競合性の数値ではなく、以下の3点を基準に選定します。

  • 自社の商品・サービスと親和性が高いか
  • カスタマージャーニー内の重要フェーズをカバーしているか
  • コンバージョンへの導線に配置できるか

軸キーワードが曖昧だと、コンテンツの主旨がブレて検索意図との乖離が生まれます。また、あまりにビッグワードに偏ると上位表示の難易度が上がるため、ミドル〜スモールワードも含めて柔軟に再設計する必要があります。いきます。

STEP⑤|サジェストキーワードの抽出

軸キーワードを決めた後は、そのキーワードと検索意図が近い関連語句を洗い出します。これは、コンテンツの網羅性や内部リンク設計、さらにはSEO評価の向上において重要な工程です。

関連キーワードの抽出方法には以下の手法があります。

手法内容
サジェスト機能Google検索やYouTubeなどの入力補助から取得
関連キーワードツールラッコキーワードやUbersuggestなどの専用ツールを使用
類義語・表記ゆれの抽出表記違いや英語表現、業界用語などのバリエーションも加味

関連語句を大量に取得することが目的ではなく、検索意図が重複していないかどうかページごとに対応すべきかどうかといった観点で選別することが求められます。

STEP⑥|キーワードのグルーピング

洗い出した関連キーワードをそのまま並べるのではなく、検索意図や文脈の近さに応じてグルーピングを行います。これにより、1ページ内でどこまでの語句をカバーすべきか、または分けて別記事にすべきかの判断が容易になります。

グルーピングの軸には以下のような分類方法があります。

  • 検索意図の共通性(情報収集/比較/購入)
  • キーワードの言語構造(名詞軸/動詞軸)
  • コンバージョンまでの距離(認知→行動)

たとえば、「SEO 初心者」「SEO 基本」「SEO 入門」といったキーワード群は、同じ記事で一貫して解説すべきですが、「SEO 記事 書き方」「SEO キーワード 選び方」は別コンテンツとした方が検索意図の乖離を避けられます。

グルーピングはコンテンツマップの基盤となる作業であり、後工程のURL設計・記事構成の明確化にも直結するため、論理的に分類する力が求められます。

STEP⑦|不要なキーワードの削除

関連語句を網羅的に洗い出した後は、不要なキーワードの削除を行います。これは、明確な検索意図に基づく質の高いコンテンツ設計を行うために欠かせない工程です。

削除対象としては、次のようなパターンが挙げられます。

  • 自社商品・サービスと無関係なもの
  • 誤字や過度なスラングを含むもの
  • 情報が薄くコンテンツ化に値しないニッチすぎるワード

キーワードは「多ければ多いほど良い」わけではありません。むしろ、意図とずれたキーワードを無理に盛り込むことで、ページの焦点がぼやけ、検索順位が上がらない原因になります。
選定精度を高めるためには、意図とズレたワードは潔く削除し、CVや集客に貢献する語句だけを残す判断力が必要です。

STEP⑧|キーワードの重複の削除

不要ワードの削除に続き、次に行うのがキーワードの重複整理です。似た意味の語句や言い回しの違いでキーワードが重複していると、コンテンツが分散し、検索評価の低下を招く原因になります。

重複整理の際には、以下の観点でグループを統合・削除していきます。

チェック軸内容
意図の一致似た語句でも検索意図が同じであれば統合対象とする
ページ設計同一ページ内で対応できるかを基準にまとめる
優先順位重複語の中で検索ボリュームやCV見込みが高いものを優先

また、「SEO 対策 やり方」と「SEO やり方」など、主語や語順が異なるだけのワードは、title・h1・見出しで補完しつつ、1ページにまとめて対応することで効率的なSEO設計が可能となります。

STEP⑨|競合サイトの獲得キーワードの分析

次に行うのは、競合他社のサイトが獲得しているキーワードの調査・分析です。これは、自社が見落としているキーワードや、上位表示のための構成要素を逆算するために重要なアプローチです。

分析時に注目すべきポイントは以下のとおりです。

  • 自社でも勝てる見込みのある競合サイトの特定
  • 競合が上位を獲得しているキーワード
  • 多くの競合が獲得していて自社が獲得できていないキーワード

特に、多くの競合が獲得しているキーワードで、自社が獲得できていないキーワードがないか徹底的に洗い出すようにしましょう。

弊社の競合分析フォーマット

STEP⑩|キーワードの優先順位付け

最後のステップは、これまで整理してきたキーワードに優先順位を付けて着手順を決める作業です。SEO施策は人的リソースを伴うため、影響力の高いものから段階的に対策していく必要があります。

優先順位付けの主な判断軸は次の3点です。

  • コンバージョンへの貢献度
  • 競合性(SEO難易度)
  • 現時点での自社の検索順位・評価状況

たとえば、CVに直結するキーワードで競合性が低いものがあれば、最優先で対策すべきです。一方で、難易度が高いビッグキーワードは、中長期の施策として後回しにし、代わりにロングテールで成果を積み上げる戦略が合理的です。

優先度を明確にすることで、記事制作やLP施策など、チーム全体のリソース配分や施策進行にも一貫性が生まれます。

キーワード選定実施後にやるべきサイト設計手順

キーワード選定はゴールではなく、SEO施策の出発点です。選定したキーワードをもとに、ユーザー導線と検索エンジンの両方を意識したサイト構成を行うことで、実際の集客・CVにつながる成果を生み出すことが可能になります。

この工程では、以下の4つのステップを踏むことで、SEOに強く、ユーザビリティにも優れたサイト設計を実現できます。

キーワード選定実施後にやるべきサイト設計手順
  • ページ種別の設計(PLP・カテゴリ・記事・LP)
  • サイト構造(ディレクトリ)設計
  • 内部リンク設計(導線設計)
  • コンテンツ制作の開始

それぞれの内容を順を追って解説します。

STEP①|ページ種別の設計(TOPページ・記事・LP)

最初に行うべきは、選定したキーワードをどのページ種別で狙うかの設計です。ページ種別によって役割や構成が異なり、SEO的な設計方針も大きく変わります。主に以下の4種に分類されます。

ページ種別目的主な対象キーワード
TOPページサービスや会社全体の概観を示すページ
記事ページ詳細な情報提供・認知・集客目的「使い方」「比較」などのミドルキーワード
LP(ランディングページ)・サービスページ商品・サービスの申し込み・問い合わせを目的とする「申し込み」「見積もり」などCV直結系キーワード

この設計を誤ると、「流入はあるのにコンバージョンしない」「検索順位が上がらない」といった問題が発生します。キーワードの検索意図とページの目的が一致するよう、設計段階で丁寧にすり合わせることが不可欠です。

さらに、ページ種別ごとの設計だけでなく、運用フェーズに入ってからはPLP(優先ランディングページ)の管理も非常に重要です。PLPとは、検索エンジンで優先的に表示させたいページのことで、こうしたページをあらかじめ特定し、設計段階から明確に位置づけておく必要があります。

STEP②|サイト構造(ディレクトリ)設計

次に、各ページをどのように階層構造として配置するかを決定します。これはSEO上、検索エンジンにコンテンツの構成を正しく伝えるために重要です。

たとえば、以下のような構造で設計すると、情報が整理され、クローラビリティ(巡回性)も高まります。

ディレクトリ構造は深くなりすぎないよう注意が必要です。一般的には3階層以内が望ましく、ユーザーが迷わずにたどり着ける構造を心がけましょう。

STEP③|内部リンク設計(導線設計)

SEOにおける評価伝播の面でも、ユーザーの回遊性向上の面でも、内部リンクの設計は重要です。各ページが孤立しないよう、適切な箇所で関連コンテンツへのリンクを設置する必要があります。

関心のあるすべてのページに、同じサイト上の少なくとも 1 つ以上の別のページからのリンクがあることが推奨されます。そのページの内容を読者に理解してもらうために役立つ、同じサイト上の別のリソースは何かについてコンテキストを踏まえつつ検討して、それらのページへのリンクを追加します。

引用元:Google のリンクに関するベスト プラクティス|Google検索セントラル

内部リンク設計では、以下のようなポイントを意識します。

  • 上位カテゴリ→下位ページへのリンク
  • 下位ページ→関連コンテンツへの相互リンク
  • CVを促すページ(LPなど)への誘導動線の設置

これにより、評価の集約とユーザーの導線最適化を同時に図ることができます。

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STEP④|コンテンツ制作の開始

ここまでの設計を踏まえ、ようやくコンテンツ制作に着手します。キーワードと設計に沿って、各ページの役割に適した内容・構成で執筆を行うことが重要です。

たとえば、記事ページでは検索意図を満たす網羅的な内容を盛り込む必要があり、LPでは「導入→信頼性の訴求→CTA」という構成が基本です。ページ種別に合ったライティングテンプレートを用意しておくと効率的に制作が進みます。

また、制作後はCMSへの反映、内部リンクの設置、メタ情報の最適化も忘れずに実施する必要があります。

キーワード選定を実施する際の注意点

キーワード選定はSEO施策の要ですが、ただ適切なキーワードを見つけるだけでは成果に直結しません。選定後の継続的な運用や、選定時の視点の持ち方にミスがあると、検索順位が上がらない、CVにつながらないといった状況に陥ります。SEOの成果を最大化するには、選定後の運用フローも含めた全体設計が重要です。

以下のような点に注意しながら、キーワード戦略を定期的に見直していきましょう。

キーワード選定実施後にやるべきサイト設計手順
  • 選定後の検索順位の計測を定期的に行う
  • 検索意図の重複を避ける
  • 集客目的とCV目的を分けて設計する
  • キーワード選定は定期的にやり直す

注意点①|選定後の定期的な検索順位の計測を怠らない

キーワードを選定して終わりではありません。検索順位は日々変動するため、定期的に順位を計測し、成果をトラッキングすることが必須です。順位変動を放置してしまうと、どのキーワードが成果に貢献しているか、逆にどのページが圏外に落ちたのかが把握できなくなります。

順位計測のタイミングは、最低でも月に1回程度が望ましく、可能であれば週次での確認が理想的です。Googleサーチコンソールや専用の順位計測ツールを使えば、複数のキーワードを効率的にモニタリングできます。

定点観測を継続すれば、アルゴリズムアップデートの影響や競合の動きにも気付きやすくなり、適切なリライトや施策の方向修正が行えます。

注意点②|検索意図の重複が起こらないように気を付ける

キーワード選定では、検索意図の重複に十分注意する必要があります。検索意図が近しいキーワードを複数のページで狙ってしまうと、検索エンジンがどのページを優先的に評価すべきかを判断できず、いわゆる「カニバリゼーション(共食い)」が発生します。その結果、順位が分散してしまい、どのページも上位に表示されないという状態に陥ります。

たとえば、「SEO キーワード選定」と「キーワード選定 方法」というように、一見異なるキーワードでも、実際の検索意図が同一であれば、1つのページにまとめた方が評価が集中します。これを見抜くためには、キーワードごとの検索結果上位10件を比較し、共通するコンテンツの傾向を把握することが有効です。

万一、すでに似たようなページが複数存在する場合には、統合・リダイレクトといった施策でコンテンツの整理を行い、評価を一本化することが求められます。

注意点③|CV目的と集客目的を使い分ける

SEOにおけるキーワード選定では、CV(コンバージョン)目的のキーワードと、集客(アクセス獲得)目的のキーワードを明確に使い分ける必要があります。この区別が曖昧なまま記事を設計すると、アクセスはあるのに成果につながらない、あるいはCVに直結するキーワードを集客目的のコンテンツに含めてしまい、機会損失につながる可能性があります。

たとえば、「〇〇 比較」「〇〇 導入事例」といったキーワードは購入意欲が高く、CVに近い検索意図を持つため、サービス紹介ページやCV導線を明確に設けたLPとの相性が良い一方、「〇〇とは」「〇〇 メリット」などの情報収集系キーワードは、まだ検討段階のユーザーによる検索であることが多く、認知やナーチャリングを目的としたコンテンツに適しています。

CV目的のキーワードであれば、問い合わせボタンの設置や導入事例への導線など、次のアクションにつながる構成にすることが重要です。目的を明確に切り分けた上で、キーワードの選定・コンテンツ設計を行うことで、成果につながる導線が形成されます。

注意点④|定期的にキーワード選定はやり直す

キーワード選定は一度実施して終わりではなく、定期的に見直すべき作業です。ユーザーの検索行動は常に変化しており、トレンドや業界の変化、検索エンジンのアルゴリズム更新などによって、有効なキーワードも変動します。そのため、過去に効果があったキーワードでも、時間の経過とともに検索ボリュームや競合状況が変わり、成果が出にくくなるケースがあります。

特に、季節性がある商材やトレンドに左右されやすいテーマを扱っている場合は、3ヶ月〜6ヶ月に1回はキーワードの見直しを行うことが推奨されます。また、アクセスが落ち込んだページや検索順位が低下したページを起点に、新たなキーワードの可能性を探ることも重要です。

ツールを使えば、検索ボリュームの変化や関連キーワードの出現傾向を定量的に把握できます。定期的なリサーチを習慣化し、最新のユーザー需要に合致したキーワードへと軌道修正することで、SEOの成果を持続的に高めることが可能です。

キーワード選定で役に立つSEOツール

キーワード選定はSEO対策において重要な要素です。適切なキーワードを選定することで、より多くのユーザーに検索結果で上位表示され、Webサイトへのアクセス数を増やすことができます。

キーワード選定に役立つツールは数多くあります。代表的なツールとして、

キーワード選定で役に立つSEOツール
  • Googleキーワードプランナー
  • aramakijake(アラマキジャケ)
  • ラッコキーワード
  • ohotuku.jp
  • Ubersuggest
  • Ahrefs
  • キーワードファインダー

ツール①|Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーとは、Google 広告で利用できる無料のキーワード調査ツールです。キーワードの検索ボリュームや競合性を調べたり、新しいキーワードを見つけたりすることができます。

キーワードプランナーは、広告だけでなくSEO(検索エンジン最適化)のキーワード分析にも役立てることができます。

キーワードプランナーを使用して、検索ボリュームの高い関連するキーワードを見つけ、そのキーワードをコンテンツのタイトルや本文に含めることで、検索結果で上位表示される可能性を高めることができます。

指標説明
関連するキーワード指定したキーワードに関連性の高いキーワード
月間平均検索ボリューム指定されたキーワードが1ヶ月間に平均して検索される回数
競合性指定されたキーワードに対する競合の程度
広告の入札単価指定されたキーワードでページ上部に広告を表示するために必要な入札単価の目安
Googleキーワードプランナーでみれる指標

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Googleキーワードプランナーの代わりのおすすめ無料ツール10選を紹介。

ツール①|ahrefs

SEO対策に欠かせないドメインの強さを数値化してくれるのが、Ahrefs社が提供する無料ツール「Domain Authority Checker」です。使い方は簡単で、トップページの検索窓に対象のWebサイトURLを入力し、「チェック」ボタンをクリックするだけ。すると、Ahrefs独自の指標である「ドメインレーティング(DR)」が表示され、そのサイトのドメインパワーを把握することができます。

この「Domain Authority Checker」は、世界中のSEO専門家やマーケターから信頼されているAhrefsの膨大なデータに基づいており、その信頼性は非常に高いと言えます。Ahrefsは、Googleに次ぐ世界第2位のクローラー稼働率を誇る有料SEOツールで、Webサイト分析に必要な情報を網羅しています。

ツール名概要料金形態特徴
AhrefsSEO対策に特化した高機能ツール~99ドル/月キーワード調査、被リンク分析、競合分析など、SEO対策に必要な機能を網羅。詳細なデータ分析や高度なSEO戦略を実行したい場合におすすめ。

ツール②|Moz(モズ)

SEO対策に欠かせないドメインの強さを測るなら、アメリカ発のSEOツール「Moz」がおすすめです。世界中のSEO専門家やマーケターに愛用されているMozは、信頼性の高いデータに基づいた分析が可能です。

Mozの「Link Explorer」機能を使えば、URLを入力するだけで、Webサイトのドメインパワーを「Domain Authority(DA)」という指標で簡単に計測できます。DAは1から100までの数値で表され、数値が高いほどドメインパワーが強いことを示します。

Mozの利用には無料の会員登録が必要ですが、登録後は月に10回まで無料でDAをチェックできます。競合サイトとの比較や自社サイトの改善点を見つけるなど、Webサイトの成長戦略に欠かせない情報を手軽に入手できます。

ツール料金指標特徴
Moz(モズ)月額約14,000円~DA(ドメインオーソリティー)ドメインオーソリティ(DA)、ページオーソリティ(PA)などの独自の指標、キーワードトラッキング、サイト監査機能など

ツール③|Ubersuggest

SEO対策に役立つWebサイトのドメインパワーを無料で簡単に知りたいなら、「Ubersuggest」がおすすめです。会員登録不要で、メインページの検索窓にサイトのURLを入力し、「SUBMIT」ボタンをクリックするだけで、すぐに「ドメインオーソリティ(Domain Authority)」を確認できます。

Ubersuggestは、基本的な機能を無料で利用できるのが魅力ですが、無料の会員登録をすることで、さらに多くの機能を利用できるようになります。例えば、競合サイト分析やキーワード調査など、SEO対策に必要な情報をより深く掘り下げることができます。

より詳細な分析や高度な機能が必要な場合は、月額3,000円からの有料プランも用意されています。また、4万円程度の買い切りプランもあり、長期的に利用したい方やコストを抑えたい方におすすめです。

ツール名概要料金形態特徴
Ubersuggestキーワードの検索ボリューム、競合性、SEO難易度などを分析無料
~399ドル/月
無料版でも基本的な機能を利用可能。有料版ではより詳細なデータや競合分析機能を利用できる。

ツール④|Majestic(マジェスティック)

競合サイトとの比較でWebサイトの強みを把握したいなら、英国発のSEOツール「Majestic」がおすすめです。Majesticは、独自の指標を用いてWebサイトのドメインパワーを分析できるツールで、無料会員登録をするだけで最大10件までのWebサイトを一覧で比較できます。

使い方は簡単で、トップページの検索窓に調べたいサイトのURLを入力し、虫眼鏡マークをクリックするだけ。すると、「トラストフロー(Trust Flow)」と「サイテーションフロー(Citation Flow)」という2つの指標が表示されます。

ツール特徴
トラストフロー(TF)被リンク元のWebサイトの信頼性を示す指標で、数値が高いほど質の高いWebサイトからリンクを受けていることを意味します。
サイテーションフロー(CF)被リンクの数を示す指標で、数値が高いほど多くのWebサイトからリンクを受けていることを意味します。

Majesticの特徴は、他のSEOツールとは異なり、リンクの「質」と「量」を分けて数値化している点です。これにより、競合サイトとの比較が容易になり、自社サイトの改善点や強化すべきポイントを明確に把握できます。

ツール料金指標特徴
Majestic(マジェスティック)無料プランあり、有料プランは月額約7,200円~サイテーションフロー(CF)トラストフロー(TF)独自の指標「トラストフロー」「サイテーションフロー」によるリンク分析、競合比較機能など

ツール⑤|SEMrush

SEMrushは、SEO対策、PPC広告、コンテンツマーケティング、ソーシャルメディアマーケティングなど、デジタルマーケティングに必要な機能を網羅したオールインワン型のツールです。競合調査、キーワード調査、サイト監査、バックリンク分析など、多岐にわたる機能を備えており、自社サイトだけでなく、競合サイトの分析にも活用できます。SEO対策だけでなく、総合的なデジタルマーケティング戦略を検討している方におすすめです。

ツール料金指標特徴
SEMrush無料プランあり、有料プランは月額約7,200円~サイテーションフロー(CF)トラストフロー(TF)SEO対策、PPC広告、コンテンツマーケティング、ソーシャルメディアマーケティングなど、デジタルマーケティングに必要な機能を網羅したオールインワン型のツール

ツール⑥|ラッコキーワード

ラッコキーワードは、Googleのサジェスト機能を活用した無料ツールです。Googleのサジェストキーワードを自動で収集し、一覧表示できるのが特徴で、キーワードの組み合わせを網羅的に調査できます。また、CSV出力機能で、収集したキーワードを簡単にダウンロードすることも可能です。Googleのサジェストキーワードを効率的に収集したい方やキーワードの組み合わせを網羅的に調査したい方、無料で手軽にキーワード調査を行いたい方におすすめです。

ツール料金指標特徴
ラッコキーワードGoogleのサジェスト機能や関連キーワードを自動収集無料
(一部有料)
キーワードの組み合わせを網羅的に調査し、SEO対策に役立つキーワード候補を見つけ出すことができる。

ツール⑦|aramakijake(アラマキジャケ)

aramakijakeは、日本語のキーワードに特化した無料ツールです。日本語の複合キーワードやサジェストキーワードを簡単に検索できるのが特徴で、類似キーワードや関連キーワードも表示されるので、キーワードの幅を広げやすいでしょう。SEO対策だけでなく、コンテンツのテーマ探しにも役立ちますので、日本語のキーワードに特化して調査したい方やコンテンツマーケティングにも活用したい方、無料で手軽にキーワード調査を行いたい方におすすめです。

ツール名概要料金形態特徴
aramakijake(アラマキジャケ)日本語キーワード特化型ツール無料複合キーワードやサジェストキーワードを簡単に検索可能。SEO対策だけでなく、コンテンツマーケティングにも役立つ。

ツール⑧|キーワードファインダー

キーワードファインダーは、SEO対策に必要なキーワード調査、競合分析、コンテンツ最適化などをサポートする有料ツールです。日本語キーワードに強く、国内のSEO対策に最適で、SEO初心者でも使いやすいインターフェースが特徴です。キーワードのグルーピング機能で、効率的にキーワードを管理することもできますので、日本語のキーワードに特化して調査したい方やSEO対策初心者の方、キーワードを効率的に管理したい方におすすめです。

ツール料金指標特徴
Majestic(マジェスティック)無料プランあり、有料プランは月額約7,200円~サイテーションフロー(CF)トラストフロー(TF)独自の指標「トラストフロー」「サイテーションフロー」によるリンク分析、競合比較機能など

まとめ

いかがでしたでしょうか?キーワード選定は、SEO担当者にとって最も能力が試される業務です。

キーワード選定は、SEOにおける上流の戦略設計業務の一つです。そしてキーワード選定ができれば、今後のサイトのアクセス数やコンテンツ内容が定まります。

ただ闇雲に記事を書くSEO対策ではなく、キーワード選定を通してよりインテリジェントなSEO施策が実施できるようにしましょう。

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